Scribble at 2023-11-26 21:32:45 Last modified: 2023-11-27 16:57:24

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この文書は、社会学者の泉本英一が考案した「町場」という用語について議論しています。町場は、大阪の独特な社会的空間を指し、見知らぬ人々が親しみを持って交流する場所です。しかし、著者は町場が単に飲み屋に言及しているのか疑問を呈しています。居酒屋などの場所が社交を促進することを認めながらも、著者は町場の経験がそのような場所でしか起こらないとは懐疑的です。さらに、著者はメディアが町場を意味のない社会的文脈なしに表現することで、用語が乗っ取られる可能性に懸念を抱いています。最終的に、このテキストは地元の文化やコミュニティが外部の観客にどのように表現されるかについて考えさせる懸念を提起しています。

「街場」なんて存在するのか

Kagi が提供しているサマライザーで当サイトの「『街場』なんて存在するのか」というページを要約させてみた。論点は幾つか拾い出しているようだが、僕がこの論説で「分かってもらいたいこと」は十分に拾い上げていない。これは僕の書き方が遠回しだからいけないのだろう。AI なんぞに微妙な言い換えとか暗示なんてものは、まだまだ難しいのだ。

「街場」だの「ディープな大阪」だのという言葉がデタラメであることは明白だ。それらは、在日中国・朝鮮人の境遇や暮らしあるいは同和地区の歴史という状況について、端的に無視してスルーするよりも寧ろ、該当地区を観光コンテンツという別物として扱うオーバーライドという手法でスルーできるという、出版・マスコミ業界の姑息なトリックだ。少なくとも大阪で生まれ育っていれば、この程度の話は文面から分かることなのである。

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