Scribble at 2023-04-09 20:06:50 Last modified: 2023-04-10 08:51:19

ともかく今回の統一選挙は、とりわけ大阪では選択肢がない。日本の選挙では、最低の法定得票数に足りないと選挙が無効になるため、白票でも棄権でも票を投じなければ全員を立法府から締め出せる。これが一部の外国みたいに投票を義務にしてしまうと、馬鹿でもブタでも誰かが当選してしまう。もちろん良し悪しはあるだろうけれど、僕は白票や棄権にもインパクトがあるような制度が望ましいと思っている。

特に今回は大阪市長選挙で二人も胡散臭い立候補者がいて、ウンザリさせられている。一人は「外国人」に生活保護を保障するべきでないなどとヘイトを撒き散らすやつがいて、かような人倫にもとるようなクズ理屈を口にするのが保守であると思ってもらっては困る。

なお、法定得票数は知事選挙だと「有効得票総数÷4」のような計算で導かれるため、立候補者が4人以下だと選挙を不成立にすることは不可能となる。なぜなら、計算の基準が「有効得票総数」つまり白票を出そうが棄権しようが、それらを無視した投票結果から(有権者数ではなく)計算しているからだ。僕は、これは無理に結果を出すための悪い制度だと思っていて、これだと立候補者が二人だと絶対に決選投票になるし、一人だと必ず当選となってしまう(この場合は無投票と同じことになるので、立候補した人物が当選するのを阻む方法は暗殺しかないということになる)。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook