Scribble at 2023-04-08 10:40:04 Last modified: 2023-04-08 10:47:35

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数行にわたる文字列の頭の揃え方について、ヨーロッパでは前に この記事 で書いたように大文字 T の縦棒と他の行の最初の文字の縦棒とを揃える考え方があります。

行頭の揃え方について考えたこと 続編

僕も名刺をデザインしているときには、いわゆる「面合わせ」として気を付けている配置なのだが、こうして "T" の縦の線で位置を合わせるという習慣は、なかなか日本では見かけないので、なるほどなと思う。

名刺をデザインしたり、あるいは会社案内のような印刷物の表紙などをデザインしているときに、"T" 以外でも、"I" を面合わせして左にピッタリ寄せてしまうと、なんだか収まりが悪いと感じることはある。"I" という文字ではなく、何かレイアウト用の記号みたいなものを配置しているように見えてしまうからだ。なので、セリフの書体を使っているときは、もちろんセリフの先端が左端に来るような位置へ調整するし、サンセリフの書体を使っているときは、小林氏の紹介している "T" の揃え方とは違って、縦に並ぶ他の文字の中心位置に "I" の中心を揃えたりするから、逆に行頭から内側へズレるような位置に調整している場合もある。もちろん、常にそうするわけではなく、やはりそういう調整に適している書体とそうでないものがある。

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