Scribble at 2026-08-09 09:25:14 Last modified: unmodified
先の落書きで最後に書いたとおり、Gemini が僕の議論をまったく反映させずにインフォグラフィクスを描いてしまったから、今度は僕の議論を反映させるように描きなおしてもらったので、これを元に議論を進めていこう。
さて、先の落書きで述べたように、読書するという経験の波及効果として、次に読むべきことや知っておきたいことが分かるというものがあって、これはおおむね人を良い結果に結びつけると言ってよいのだろう。ただし、学術研究者においては一定の基準をもっておかなければならない。このような「必要性」というのは、おうおうにして自分が議論している内容の根拠が弱いかもしれないという強迫観念を生むからだ。学術研究者の多くは、それが何らかの合理性だとか、あるいは非常に雑な仕方で理解されている「充足根拠率」のようなものによる論理的な要求であるかのような自己欺瞞に陥りやすいものだが、それはただの不安でありメンタルヘルスの問題である。学問の方法論などとは関係がない。しかるべき境界条件や前提条件を設定し、その中で限定された議論としての成果を導いていれば、その意味で「十分」なのである。このような条件を自ら設定できない学術研究者は、学術研究の実務家という意味では無能と言ってよく、こういう無能の言い訳に充足根拠率などを持ち出すのは欺瞞的だと言ってよい。