Scribble at 2022-09-27 16:00:52 Last modified: unmodified

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Tutanota は本文を暗号化したメールを送信できる。受信する法は、PGP のように暗号化したメールを開く専用のソフトウェアなんて必要ない。受信した側は、あらかじめ送信者から伝えられたパスワードを使って、ウェブのフォームからログインするだけである。実際には、上記のような簡易のメール・クライアントの画面で、自分が受信したメールのメッセージを読む。したがって、受信者が受け取るのは、そのウェブ・フォームへのリンクであって、メッセージの中身ではないから、自分のメール・クライアントにメッセージを保存することはできない。

なお、上記の画面はメール・クライアントであるから、受信したメールへの返信も Tutanota の暗号化という同じ仕組みを使って送信できるようになっている。これまで暗号化のメールが課題としてきた、受信側も同じ仕組みを導入していなくてはいけないという条件がクリアされているのは興味深い。ただ、メッセージを受信側が自分のメール・クライアントに保存できないという別の問題は残る(ちなみに、上記の画面では元の送信者に返信しかできないようになっている。復号したメールの文面を、この画面から別のアカウントへ送ることはできない(つまり「返信」ボタンしか動作しないようになっていて、しかも返信先は元の送信者に固定されている)。

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