Scribble at 2022-07-22 08:12:38 Last modified: unmodified
Merriam-Webster の辞書は、昔は語義を理解する方が難しいと言われるくらい語義に使われる単語の難度が高い辞書であった。いまでも、オンラインの辞書は難しい単語を使って語義を述べていることが多々ある。たとえば、"heat rash" を調べると語義はなくて、そのまま "prickly heat" へとリンクしてある。そこで "prickly heat" の語義を見ると、"noncontagious cutaneous eruption of red pimples with intense itching and tingling caused by inflammation around the sweat ducts" のような記述が出てくる。"with" や "by" はともかく、大半の単語は大学受験でも出てこないような難しい単語だろう。言葉そのものは日本語に置き換えたら「あせも」というだけのことだが、これを説明するとなると、なるほど簡単な言葉だと却って難しいかもしれない。実際、Advanced Lerner's Dictionary で調べてみたら "a skin rash that people sometimes get during hot weather" となっていて、"skin rash"(吹き出物)というだけでは意味不明であろう("that people sometimes get during hot weather" は、状況説明としては理解を補っているけれど、語義とは言えない)。