Scribble at 2022-02-14 19:35:37 Last modified: unmodified

家電量販店を展開するヤマダホールディングス(HD)は14日、完全子会社の大塚家具をヤマダデンキが吸収合併すると発表した。

ヤマダデンキが大塚家具を吸収合併へ…ブランドや店舗は維持

大塚家具について調べてみると、僕が生まれた翌年に創業したという。職業柄、"IDC"(インターネット・データ・センター)というキーワードで検索すると、IDC 大塚家具のページが山ほど出てくるというウザさしか関わりがなかった会社だ(ここの家具なんて高級品を買える年収ではない)。ただ、それ以外には会社の経営について一端を預かる立場として、色々と経営に関するウェブ・ページや著作物を眺めていると、ここの経営について言及する事例があって眺めていたという関わりもある。今回の吸収合併で「大塚家具」というブランド名は維持されるらしいが、もはや消滅した会社の神通力なんかすぐになくなるし、そもそも現在の40代以下の世代にとって、IKEA やニトリと比べて殆どブランドの効力などないはずだ。いきなり家電メーカーが家具屋を持ったところで何ができるわけでもなく(実際、何もできなかった)、事業としても数年後に同業者へ二束三文で売却されるのは目に見えている。

というわけで、スケベ根性丸出しの日経の社員や一山いくらの経営評論家やセミナー講師やコンサルどもが、何か記事や本を書きたいと涎を垂らしているのが本件であろう。そしてその大半は、親が創業した会社を一橋大学で空論を身に着けた評論家経営者の娘が廃業へ追い込んだという顛末を描くのだろう。しかし、本当にそうなんだろうか。

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