Scribble at 2023-03-26 15:06:34 Last modified: 2023-03-26 15:08:31

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図書館から借りている本に次の予約が入っていて返却する必要があるため、返しに行ってきた。ただし、借りた中央図書館ではなく、今日は試しに東成区の図書館へ行ってみた。大阪は朝から雨が降っているのだが、歩くのに支障があるほどの降り方でもないし、途中で何か発見があるかもしれない。何度か歩いている道なのだが、それでも店などの開店だ閉店だという変化は半年もすれば気が付くものである。さほど近いわけでもないが、これも運動不足の解消という名目があれば納得もできる。

JR 玉造駅を越えて・・・いつも忘れてしまうのだが、長堀通(「長堀」という言葉に馴染みがなくて、忘れやすい。そもそも、大阪に「長堀」なんて町名や地名はないからだ)を東へ進むと、病院があるところで南東へ折れる。それを更に進むと、途中に平野川という小さな川があって、ちょうど長堀通と交差するところで奇妙な曲がり方をしている。上の写真は、平野川を越える橋の橋詰付近にある小さな公園で平野川を南側へ向かって眺めた光景だ。ちなみに、この橋の近くに「ゆき」という小さなたこ焼き屋があって、この雨天にもかかわらず行列ができるほどの店であるらしい。こういう店が残っているのはいいことだ。吉本劇場や大阪城といった観光地のあたりに展開している、全く固まってないゲロみたいなタコヤキを高額で売りつけるチェーン店(そして、大阪で育った人間から言って大してうまくもない)に比べたら、こういう店がそれぞれの町にあるのが健全なのではあるまいか。もちろん、それが社会学的に「健全」なのかどうかは知らないし、社会学的な評価なんて(皮肉なことに)社会的にはどうでもいいことなのだが。

さて、東成区の図書館へ着くと、区民センターの最上階(8階)にあって、エレベーターで上がると広々としたフロアになっている。島之内や天王寺に比べて、移転したばかりなのか、なかなか奇麗な図書館だ。次の予約が入っていた本を返却して、暫く中の様子を眺めると、まぁ蔵書は区のレベルだと他の図書館と大差はないし、うちの蔵書の方が(もちろん僕に最適化されているので)遥かに充実しているのだが、やはり公共図書館だけあって、簡単には手に入らない本だとか(戦前と戦後の大阪市の区画整理に関する資料とか)、わざわざ買って読むほどでもないが一読してみたい本(小説ならたくさん、そういうのがある)はたくさんある。ということで、ひととおり見て回ってから図書館を後にした。帰路は同じなので特に何も書くことはないが、帰る途中で見かけた「ゆき」の前にも多くの人が順番待ちしていた。

それはそうと、こうして日曜日に出歩くからかもしれないが、この玉造という場所は他の環状線の沿線と比べて妙に不便なところがある。そもそも、この長堀通だけでなく、玉造で長堀通と交差している玉造筋という道路にも殆どコンビニエンス・ストアがない。たぶん、森之宮から寺田町あたりまでに、JR大阪環状線としては森之宮、玉造、鶴橋、桃谷、寺田町と駅が幾つかある間に、コンビニエンス・ストアは2軒くらいしかなかったと思う。山形や島根といった人外魔境と言うべき土地の幹線道路の方が多いんじゃないか。

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