Scribble at 2022-10-27 13:36:42 Last modified: unmodified

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古典の文法については幾つかの疑問があったにせよ、とにかく高校で教えられている内容を十分に学ばずして何も言えるものではないため、幾つか物色して『詳説古典文法』(2012)を求めた。些細なことだが、自宅には20年ほど前に購入した『簡約古典文法』(1997)があるのだけれど、一方が「詳説」と言い他方は「簡約」と言いながらも、両者のページ数は殆ど同じである。これは、20年前に概略を述べただけとされていた内容が、現在は詳しく述べていることになるという比較が可能な話なんだろうか。「簡約」としていた時代が寧ろ「ゆとり教育」の時代だったのだから、その時代に使っていた文法テキストですら詳しすぎるというなら、いったい現代の高校では標準的な古文として何を教えているのだろう。1年かけて「てふてふ」の読み方だけを教えているのではあるまいか。

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