Scribble at 2020-04-01 12:38:42 Last modified: 2022-10-03 08:23:00

オックスフォード現代英英辞典 第10版

中身は全く同じなのだが、どういうわけか旺文社から箱だけ日本語で印刷された辞書が発売されている。ロングマンも同じように箱だけが桐原書店の体裁になっているものが発売されているのだが、別に日本語の解説書が付属しているわけでもない。単にカバーや箱に書かれたセールス文句が日本語へ翻訳されているだけだ。もちろん、これは端的に言って馬鹿げたことである。なぜなら、そもそも OALD も LDOCE も、帯やカバーに書かれているていどの英語を読めない人が手に取るべき辞書ではないからだ。

それにしても値段は7,000円を超えており、国語辞典として考えるなら『広辞苑』に匹敵するべき一生ものと考えた方がいい。よく、辞書は新しいものを使うべきだと言って、せっせと新しい版が出たら買い替えている人もいるが、はっきり言ってそういうことをする必要や意味のある効用を享受できるのは、プロフェッショナルの翻訳家や英語学者だけであって、たいていは10年以上前の辞書を使っていても英字新聞や雑誌を読むのに困ることはない。なお、前にも書いたことだが、僕は OALD の判型が苦手である。机には第8版を置いているのだが、やはり大きすぎて頻繁に使ってはいない。最もよく使うのは、ロングマンが20年前に出した A5 版の LDOCE だ(なぜか LDOCE も最近は OALD と同じサイズになっている。このサイズは、実は初版のサイズでもあったから、僕が使っている A5 版だけが特別だったのかもしれない)。

[後で調べなおすと(4/4)、日本語のカバーを付けた方は解説コンテンツを利用できるらしい。ただ、それがシリアル・コードなどを入力するクローズドなコンテンツなのかどうかはしらない。]

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