2018年03月15日に初出の投稿

Last modified: 2018-03-16

Pregnant women often feel uneasy when they go through spaces crowded with pedestrians. They tend to avoid going out to town out of the worry that they might bump against others and cause serious physical damage to the unborn baby. This study examines the functional relationships between pregnant women's feelings of danger and several potentially influential situational factors. Subjects (102 pregnant women and 22 female students) viewed movies of a railway station taken at different times of day and rated how unsafe they would feel in each setting. Subjects also rated their feelings of danger upon viewing movies in which (a) a pregnant woman brushes past a couple coming from the other way, and (b) a pregnant woman encounters a pedestrian while going around the corner of a building. The results revealed that judgments of danger to be well related to type and amount of pedestrian flow as well as the degree of fear felt by pregnant women toward approaching pedestrians was correlated to the amount of time left to avoid collision.

大野隆造, 高山友紀, 添田昌志, 小林美紀「妊婦が他の歩行者から不安を感じる状況の定量的分析」

冒頭に書かれているとおり、これ女性から見ても妊娠してる状況って「一過性」の出来事として軽視される可能性があって、女性が女性に乱暴にぶつかるリスクもあるんだよね。特にスーパーマーケットの周辺で、でかいベビーカーを並べて押しながら会話をしてる主婦が、他の女性に平気でぶつかっていくのを何度も見かけた。

列車内や駅の構内でも危険があるため、妊婦にステッカーをつけてもらうというのもアイデアだったわけだけれど、こういうのは大して効果は見込めない。こういう世間話に夢中になってる人たちや、愛の会話に没頭してる若造、あるいは疲れてぐったりしながら歩いてる観光客の一団なんてのは、そんなもの見てはいないし、ハンディキャップのある人々がどこにステッカーを貼る傾向があるのかということにすら関心を持ったりはしないだろう。そもそもステッカーを眺めて冷静に判断できるような人間は、ステッカーがなくても少なくとも外見で妊婦と分かれば、それなりの行動をとるものだ。

よって、こういう話題についても要点になるのはフールプルーフなのだろう。行政官や管理者というものは人間の善意や判断力に期待してはいけないのであって、バカだろうと悪人だろうと聖人君子だろうと、嫌でもそう振舞わざるをえないような仕組みを導入するほかは無い。もちろん、何から何までコントロールするわけではないから、「人の心の可能性を信じるっ(キリッ」みたいな、SFアニメの観すぎみたいな人々にも対応できる。

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