2018年03月15日に初出の投稿
Last modified: 2018-03-15
本研究ではいわゆる「歩きスマホ」の歩行者に接近した際の自転車の回避行動に着目し,歩行者の進行方向に対して自転車が取りうる回避行動の特性を明らかにして,歩行者と自転車との間で生じる衝突事故を防止するための資料を構築することを目的とする.
スマートフォンの生体部品ごときのために、早稲田を始めとする大学の学生が集まって時間を使って成果を出している。J-Stage で検索すると、「歩行」というキーワードで建築や人間工学の論文がたくさん出てくるのはありがたい。もちろん無自覚なバカと衝突したくらいで自分たちの人生が台無しになっては困るので、この論文の自転車ユーザのように、やはりリスクを察知した方こそが率先して回避行動をとらなくてはなるまい。
ちなみに繰り返し注意しておくが、こうして回避行動するべきだと訴えるわれわれについて、誰も「頭が良い方」だとか「ものの道理をわかっている方」だとか「道徳的に優れている方」だなどと優越したいわけではない。単に、歩きながら携帯や音楽プレイヤーに没頭している人間を、合理的にふるまっている人物だと見做すべき理由が無いというだけのことだ。その手の「部品」どもは確実に愚かな人間ではあるが、彼らの人権を無視することが正当化されるほどの愚かさではなかろう。