Scribble at 2023-12-26 17:46:17 Last modified: 2023-12-27 12:50:42

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「YouTubeにはどれだけの動画が保存されていてどれだけの人が見ているのか」を科学的に調査するために開発された手法とは?

動画のシリアル、つまり "/watch?v=" 以降の11桁の文字列をデタラメにリクエストして、ヒットする割合から動画の合計数を推定したらしい。その結果がサイトで公開されており、現在は133億本の動画があるという。

で、この調査を行った本人いわく、「YouTubeがこのデータの存在や、私たちがこのデータを作成するために使った方法に異議を唱える可能性はあります。しかし、私はすべてのメディアプラットフォームに対して、このような高レベルのデータを定期的に公開するべきだと考えています。YouTubeのようなプラットフォームは私たちのデジタル公共圏の最も重要な部分の一部であり、私たちはそこに何があるのか、あるいは誰がこのコンテンツを作って誰にリーチしているのかについて、はるかに多くの情報を必要としています」と言っていて、これは僕も半分は同感だ。運営事業者が正確な数を把握しているのだから、そこが公表すれば推定なんてしなくてもよくなるというのは道理だからだ。でも、果たして公開するかと言えば、それはビジネスの理屈から言って難しいかもしれない。

もちろん、このような数字は株価あるいは事業評価額に反映される可能性が高いため、YouTube 自身が公表するということに問題がないとは言えない。また、誰が公表したり推定するのであろうと、この数字は常に変動しており、続々と増えているため、公表するための方法も多くのサイトで基準をつくらないといけないだろう。数を数えるだけなら、実際のところ大きな負荷は無いはずである。シリアルを一定の量ごとにブロック化して、ID からリソース用のテーブルやデータベースに振り分けるためのインデックスを担当するテーブルに対してクエリを投げるだけだと思うからだ(というか、そういう設計になってなくて一つのマスター・テーブルとかで管理するなんてバカは Google にはいないだろう)。

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