Scribble at 2023-03-12 09:26:54 Last modified: 2023-03-16 16:48:45

日本理容美容教育センターが発行したテキストの一式を手に入れた。非常に興味深い内容で、もちろん髭剃りだけに限らず、理容師や美容師が携わる多くの技能や知識についても色々と知る機会になっている。で、改めて丁寧に調べてみると、ヤフオクにも Yahoo! ショッピングにも、あるいは他の古本を扱うサイトであろうと、実は出品されているテキスト一式には「美容技術」のテキストしか含まれていない。つまり、髭剃り(シェービング)について解説されている「理容技術(美容師は、いまのところシェービングできない資格である)」を扱ったテキストは、古本として出品されている事例が一つもないので、僕が手に入れたテキスト一式にも「理容技術」のテキストがないわけで、要するにシェービングの技能については何も分からないのだ。古本でも全く出ていないので、これは日本理容美容教育センターに注文して買うしかないのだが、どうも許可制になっているらしく、ただたんに髭剃りに関心があるというだけで販売してくれるのかどうかは不明である。これだけ古本ですら出回っていないとすれば、販売してもらえない可能性もあるけれど、いちど照会してみよう。

すると、古本屋にテキストを売ったのは圧倒的に美容師であり、理容師が何かの理由でテキストを古本屋に売却する事例は極端に少ないということなのだろうか。この著しい偏りにはどういう事情があるのか、それも興味はある。そして、冒頭でも述べたように、シェービングについて分からなくても興味深い内容であることは確かだ。消毒法とか接客とか労務管理とか、あるいは「美容技術」は期待していなかったけれど、ネイルについては爪やすりの記事を書こうと思っているので参考になるし、昨年から特に理由も動機もないのだが髪を赤っぽく染めているため、ブリーチや染料についても参考になる。僕は緑色が好きなのだけれど、僕のように傲慢で露悪的な人間は、帝王学を身に着けた人間(赤司征十郎)みたいに、自然と赤っぽくなりたがるんだろうか。

[追記:2023-03-13] さきほど公益社団法人日本理容美容教育センターの業務部教材課からご連絡をいただき、ありがたいことに注文できるそうな。なので、シェービングについて書かれている『理容技術理論2』を注文することにした。

[追記:2023-03-16] ちなみに、注文書を送ったら代金の振込先とかを知らせてもらって銀行振込するといった手順なのだが、注文書を送ってから3日も反応がない。押印して住所まで書いてる、立派な個人情報でもあるため、あまり扱いが不明なままだと困るなぁ。あるいはヘテムルのウェブ・メールの画面から送信したので、相手も HTML メールだがこちらも HTML メールなわけで、何かスパム扱いとかになってしまって気づかれていないのだろうか。それとも、役人や官僚みたいに仕事が遅いだけのことかもしれん。僕は会社の取引として1日くらいは返信に時間がかかっても構わないと思っている。しょせん、大多数の企業の仕事なんて防衛省や CIA の軍事・諜報活動とはわけが違う。1秒や1分で重大な結果をまねくなんてリスクは殆どない(もちろん、僕がかつて在籍していたノール・ヒルという制作会社が担当していた宝塚歌劇団のサイトでは、チケットの販売開始のタイミングにページの更新が1分でも遅れると大事件だったらしいが、あんなものこそ時間を合わせておいて自動化すればいいのだ)。でも、3日はさすがにおかしい。

[追記:2023-03-16] メールで日本理容美容教育センターに問い合わせてみると、書面で郵送した請求書に振込先を記載してあるから、それを使って振り込んでくれとのことだった。なるほど切手代まで使って郵送していただくとは予想外だ。企業間の取引なら分かるのだが、個人の購入でそういう手順(もちろん、まだ「古臭い」とか「非効率な」とまで言うつもりはない)を踏むとは思わなかった。さきほど請求書が届いていたので、さっそく代金を振り込んである。

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