Scribble at 2022-08-16 14:06:04 Last modified: unmodified
機械学習のテキストも、この5年くらいでたくさん増えたものだ。中でも、翔泳社の白い表紙の教科書シリーズと講談社の機械学習プロフェッショナルシリーズは、初等的な内容から学部専門課程レベルまで幅広く展開していて、かなり充実している。
それに加えて、本書のように単独の著者が体系的なテキストを出し始めているけれど、これから「定番」とか「基本書」と言える著作が育つのかどうかは分からない。たくさん出てくる割に淘汰というものがないんだよね、この国の出版業界って。低レベルで棲み分けしてて、教科書どうしの競争なんて殆ど起きてない。こういうことも、その分野で定番と言えるような教科書が(複数でもいいが)育たない一つの理由なのだろう。