Scribble at 2021-07-09 10:43:58 Last modified: 2021-07-09 10:44:06

添付画像

ただいま会社では、Google Chat をメッセージングのプラットフォームとして運用する実務に移行しているところだと書いた。チャットルームでは webhook やボットが使えるため、外部のオートメーション・サービスと連携して情報を通知できるようになっているから、問い合わせフォームの内容を webhook によって投稿するという使い方を始めたとも書いて、これは実際に ChatWork から Google Chat での運用に問題なく移行している。

ところで、調べてみるとオンラインの電子契約サービスであるクラウドサインにも Web API や webhook のオプションがあって、サイト上のチャットで利用申請したら使わせてもらえるため、何日か前に申請して webhook の設定として Google Chat の「クラウドサインからの通知」というチャットルームで設定された URL を指定した。これで、クラウドサインで契約書が締結されると通知される筈・・・だった。

でも、昨日の夕方に締結された契約書の通知が Google Chat に投稿されていない。これは困った。クラウドサインに照会してもいいが、クラウドサインで提供されている webhook URL の設定に一つの項目を入力するだけのことなので、間違いもクソもない筈だ。これでは困る。もちろん、実務としてはもともとメールで通知を受けているから取りこぼす心配はないのだけれど、いちいち GMail を見たり Chat を見たりと切り替えるのが面倒臭いし、そういう複数の手順があることで取りこぼしが発生するからこそ、色々な通知を Google Chat に集約したいわけだ。ということで、GMail のフィルタリングから Chat に投稿するような自動処理ができないものか、いま調べている。

まず Google Chat のボットについては、先の投稿でも書いたように、

https://support.google.com/chat/answer/9649420?hl=ja&ref_topic=7649114

ここに使えるボットの一覧があるのだが、なんと自社製品のくせに GMail のボットはない。そして、Zapier で改めて Zap を作成すると、今度はうまく inbound のメールを Google Chat に投稿できたので、GMail でクラウドサインからきたメールをフィルタリングして Zap の inbound メール・アドレスに転送すれば、Zap が Google Chat へクラウドサインのメールを投稿してくれる。ということで、GMail のフィルタリングで @cloudsign.jp からのメールはすべて Zap の inbound メール・アドレスに転送する設定を加えた。上記のスクリーン・ショットは、当社のコーポレートサイトに /test.php を置いて、

<?php mail( 'cloudsign.FOOBAR@zapiermail.com', 'SUBJECT', 'BODY', 'From: test@cloudsign.jp' );

というテストのコードを実行した結果だ。ちなみに、こういうこと(From ヘッダの詐称)が簡単にできるので、メールの From 表示なんて本当の相手から届いたものかどうかの簡単な指標にはなりえないということを、いまの会社では情報セキュリティを担当する前から啓発している。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook