Scribble at 2022-08-14 15:31:14 Last modified: 2022-08-14 15:37:07

彼に一貫性があるかどうかは疑問だけど、伝統的な左翼の護憲派とは違うという一方で、自民党の右派とも違うという差別化を考えてるんじゃないですか。かつて仲のよかった百田尚樹さんとか有本香さんのようなネトウヨとも決別してしまった。

橋下徹氏が甦らせた「白旗・赤旗論」

この記事に登場する與那覇潤氏と言えば、フジサンケイ系列のメディアでしかお目にかかれないマスコミ右翼の一人だ。学術的には殆ど何をやってるのやら全く業績など知らないが、たぶん日本会議や人類皆兄弟(なんだったっけ。競艇とかやってる経済ヤクザの団体)系の適当な賞とかをもらったりしているのかもしれない。

そういう文化芸人と池田信夫君のようなリバタリアンは、もちろんネトウヨとマスコミ右翼、あるいはネトウヨとリバタリアンにしてもそうだが、それなりに親和性が高い。アメリカでも、共和党員とナチやトランプみたいなポピュリストとが相性よくやってるのと同じであり、要するに彼らに共通するキーワードは「反共」と「刹那主義」である。

よって、僕らのような保守の人間は、共産主義者や社会主義者やリベラルのような「管理主義」(宮台真司的なエリート主義も含まれる)も含めて、こういう連中を極論の主導者として斥けなくてはならない。つまりは、保守が守るべき(良いも悪いも含めた)人間性を否定するファシストとして(思想のレベルで)叩き潰さなくてはいけないわけである。保守を名乗りながら、マルクス主義どころか大半の右翼やネオリベ・ネオコンも「クズ」として否定するのは、まさにこれが最大の理由である。僕らが「保守」すべきだと思っているのは、日本なんていう、あと500年もすれば消滅するかもしれない些末な国家や民族の伝統なんかじゃない。

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