Scribble at 2021-01-13 16:49:28 Last modified: 2021-01-15 15:22:56

クラウド PBX のサービスを利用し始めている。受付に置くタブレットで内線に発信できるオプションが無料で使えるとのことで、内線発信用アプリケーションを制作するための雛形となるキットをダウンロードしてから自社用にカスタマイズして、それからウェブ・サーバへ展開してタブレットのブラウザで表示するという手順になる。ただ、これはサポートが有償となっていて、無料のままキットだけで内線呼び出しのページ(既にテンプレートとして出来上がっているものをカスタマイズするようになっている)を自社用にカスタマイズするには、最低でも CSS や JavaScript の知識がないと手がつけられない。

しかも、丁寧にコードを眺めると <button/> 要素に "callbotton" なんてスペルミスの ID が使われていたりするので、キットの開発者がまともな JavaScript や WebRTC や英語の知識を持っていると仮定するのも危険だ。

ともかく、キットだけでドキュメントもなければコードにコメントすら殆ど書かれておらず、どういう書式で内線を指定すればいいのかすら、ソース・コードをたどっていかないと判明しない。なかなか難しいが、もちろん時間さえかけたら WebRTC なんてバカでも分かる話だ。

[更新: 2021-01-15] ということで、電話をかける方法も分かったし、WebRTC の発信動作に特別な条件はなかったので、自宅のローカル環境からでも業務用の iPhone に電話をかけられた。これで来週から会社の受付用にタブレットで利用できる。ちなみに、JavaScript のインラインにコーディングしてあるダミーの値に騙されてはいけない。"&ast;0000000000000_888888888888888" なんてコーディングになっているが、前半に登録してある会社の固定電話番号を記述して、後半にクラウド PBX で割り当てられた固有の通話番号を記述する・・・なんてことではないし、そもそも先頭にある "&ast;"(アステリスク)は何の関係もないフェイントだった。あと、ひどい話だが Google Chrome でしか動かないときてる。同じ Chromium エンジンを使ってる筈の Microsoft Edge ですら動作しなかったので、動作条件がかなり限定されている。

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