Scribble at 2023-04-11 16:54:32 Last modified: 2023-04-11 17:01:16

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ここ最近の傾向として、本来なら「コミュニティ」の形成を目的としたサイトであるはずが、ユーザのレビューや意見やフィードバックを徹底して削ぎ落としたり無視するような運営元が続々と増えている。そして彼らの関心は、早い話が広告主の意向にしかない。これではオンラインでテレビ局をやっているのと同じことになってしまう。これも、要するにオンラインの「メディア」と称する連中がジャーナリズムを勉強したこともなければ、新聞社や雑誌社に勤めて訓練を受けたこともない素人集団だからであり、要は取材力が全くないがゆえに、広告主でもある情報提供元の意向を無視してはコンテンツが作れないからだ。

YouTube のような媒体で活動している人々でも、そのうち有名になってしまえばスポンサーや提携先の意向を無視できなくなる。ガキが「将来の夢」などと、札束を勘定することばかり考えながらアホ面下げて涎を垂らしながら見てるヒカキンとかはじめしゃちょーとかなんとか兄妹でも、プロのエンターテイナーとなれば型にはまってしまい、そのうち誰も関心を持たなくなる。そして、そういう人々ばかりになってくると、次に媒体そのものが「オワコン」と見做される。テンプレ捏造テキストばかりになって飽きられた5ちゃんねるや、あるいはネトウヨの巣窟と化したニコ動といった、広告代理店の下請けや仕掛け人だらけのクズみたいなサービスがそれだ。

もちろん、ユーザのレビューを掲載し続けることには、とりわけ非難が多いサービスや商品やタイトルを提供している企業にとって迷惑な話であることは事実だろう。そんなクズみたいなゲームを制作するからいけないのだというのは正論だが、しかしゲーム業界なんて、任天堂やソニーがどれほどいっぱしの企業なり産業だと宣伝しようと、しょせんはデリヘルと同じく風営法で規制された8号営業でしかない。正論には限界があるのだ。

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