Scribble at 2025-11-30 19:42:48 Last modified: unmodified
目新しい話題でもなんでもないのだが、最近はパソコンを覚えたてのガキも Hacker News で upvoting するようになったらしく、こういうプリミティヴな話題でも500ポイントを超えてしまう。
もちろん、当サイトへわざわざアクセスするような方ならご存知だろうと思うが、SSD は通電していないとデータが消えてしまう。スピードは HDD よりも圧倒的に速いし、物理的な可動部品がないために衝撃などにも強いとされているのだが、HDD に対して弱点もあり、もちろん容量あたりの価格が高いというのも弱点の一つだが、それ以外にもデータを長期にわたって安定的に保存できないという弱点もあるし、この記事には書かれていないが、SSD には書き込みの回数制限という弱点もある。もちろん、書き込みの回数が多いゲームなどで使っていても、5年ていどでは回数制限に達したりしないので、5年毎にパソコンを買い替えているなら、さほど深刻な弱点でもない。
こういうわけで、データを長期にわたって保存するなら SSD だけに入れておくのは心配があろう。よって、記事にあるとおり「3-2-1 のバックアップ」というルールを検討するのもよいだろう。
・オリジナルのデータと、少なくとも二つのバックアップを持つこと。
・データを、少なくとも二種類の異なるストレージ媒体(例:内蔵 HDD/SSD、外付け HDD、テープ、クラウド・ストレージなど)に保存すること。
・コピーのうち最低一つは、物理的な場所が異なる遠隔地(オフサイト)に保管すること。
なお英語では、マスター・データと複製を合わせた全体を「コピー」と呼ぶので、日本語の感覚とズレていると思うから注意したい。これと似たような話だが、英語では書籍のような出版物を "copy" と呼ぶことがあり、「200万部売れました」というセールス文句を "two million copies sold" とか言ったりする。コンピュータのデータも、マスターとコピーとで何か物理的・電気化学的に違いなどないのだから、合計して「コピー」と呼ぶのだろう。
ただ、こういうことに偏執的になるのはどうかと思う。しょせん、自分が生きているあいだだけ使えたらいいというくらいの気持ちでバックアップの計画を立てるのが健全であり、僕も含めて凡人がパソコンで作ったデータなんて永久保存するような価値はない。