Scribble at 2025-11-29 19:21:55 Last modified: 2025-11-29 19:36:29
大分県の大規模火災で何にもしなかったと思われる日本人のアーティストが、もちろんやったことに非難する意図はないにしても、香港の火災には寄付したうえでわざわざリークして報道させるっていうのは、まぁいかにも日本と中国との仲を取り持つ役回りをせざるをえない人物の難しいところだと思うんだよね。言っちゃあ悪いけど、これ寄付されたお金は別のところから出てて、実際には名義貸しだけという場合もあるからだ。何度も書いておくが、だから「悪い」と言いたいわけではなく、国際的な名声を得ている芸能人というのは、なんだかんだ言ってもそういうパフォーマンスを求められたりするのだ。
それはそうと、大分の方は帰宅する人々の様子が報道されていて、どこの報道機関も似たような発言ばかりを取材して取り上げているのには、ウンザリさせられる。その発言とは、「生きててすみません」とか「私の家だけ被害がなくてすみません」的な、まさしく民衆自身が自ら下方圧力を引き起こす、精神的な集団自殺の傾向だ。これは、似たようなフレーズでは「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんてのがある。これは、赤信号でも大勢が渡れば車のドライバーを牽制できるという勘違いを起こしてきたフレーズなのだが、僕はこれを流行らせたビートたけし(北野武)の意図は違うところにあったと思う。つまり、これは太平洋戦争時に多くの人々がお互いに手を握って絶壁から飛び降りるといった悲惨な事例があったことを思い出せば分かると思うが、日本人のメンタリティを皮肉っているのだ。もちろん、集団自殺した人々を冷笑したいわけではないだろうが、それでもやはり危機的な状況で人が冷静な思考ができなくなるという悲惨さを指摘しているのだ。したがって、彼のフレーズを正確に言い直せば、「赤信号、みんなで渡れば、死ぬのは怖くない」ということになるのだろう。