Scribble at 2025-10-05 08:58:42 Last modified: 2025-10-05 13:19:41

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これは、西尾・岩淵・水谷『岩波国語辞典』(第7版、新版、岩波書店、2011)の341ページに掲載されている「規約」の見出し語を撮影したものだ。現在、いわゆる中型辞典と呼ばれる国語辞典を買い直そうと思っている。理由は、もちろん見出し語や漢字表記や語釈の本文が肉眼どころか老眼鏡でも読み辛くなってきたからである。見出し語は大きめの文字サイズが採用されるからマシなのだが、その下に掲載される漢字表記が判読しにくい辞書が多くて、簡単に言えば国語辞典というよりも「用字辞典」として使えなくなってきているのだ。

中型辞典を使う理由から説明すると、まず携帯用の細長くて薄い小型辞典は、僕が辞書を利用するシーンから言って不適当だ。たいていは自宅で辞書を引くので、コンパクトであったり携帯に便利である必要はない。それよりも、あらゆる文字サイズが小さいとか収録語数が少ないといったデメリットの方が困る。中型辞典と変わらない収録語数の小型辞典もあるが、ほぼ語釈や用例が省略されていて、用字辞典と変わらない。単に発音から漢字表記が知りたいだけなら、最初から見出し語が大きく印刷されていることが多い用字辞典を買えばいいのだが、あれは語釈がないと正確に意味が分からないので、用「字」には使えても、意味が分かっている言葉の表記を確認するためにしか使えない。なので、僕は用字辞典というものを出版する意図が理解できないのだ。言葉の発音と正確な意味だけを知っていて漢字表記を知らないまま生活してこられた人物がいるとは思えないからである。あるいは、あれは「ど忘れ」用だけのためにある辞書なのか?

それから、机上版とか大型辞書というのもあるが、概して高額だし、収録語数をやたらと増やすために分厚くて重い。あれも普段から愛用するには不適当だ。それに、何巻もある大辞典は資料的な価値があるからいいとしても、中型辞典を単に大きくしただけのような大型辞典は、実は見出し語や本文が大して読みやすくないという大きな欠点がある。なので、これは僕にとっては論外なのだ。

ということで、中型辞典から選んでいるのだが、おおよそ高校までの学習辞典が適当かと思っている。学習辞典は、収録語数が5万ていどと一般向けの中型辞典に比べたら2,3万語は少ないのだが、見出し語が大きめであり、そして『三省堂現代新国語辞典』(第7版、2023)のように漢字表記に教科書体を採用している場合が多い。文字サイズが大きくても、明朝体のように細い書体を使われると、たいへん視認しづらい。しかも、日本の明朝体の書体は縦線が細いので、この細さでインクが欠けずに安定して印刷できている技術力はデザイナーとして目を見張るが、辞書の利用者としては、やはり「ものづくりバカ」の独りよがりという気もする。そういう中で、『三省堂現代新国語辞典』は一般向けの中型辞典だから、やや文字は小さいと感じるが、これの見出しに使われている漢字表記は教科書体なので、文字が判読しやすいと思う。そして、学習用の国語辞典には、(さすがに「教科書」体だからか)教科書体が採用されていることが多いと知った。また、あらためて書店で物色し直してみよう。

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