Scribble at 2024-02-22 12:56:47 Last modified: unmodified

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<独自>大阪大「共生」プログラム、女子学生へのハラスメント横行 退職の助教4人関与か

更に続報がこうある。

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大阪大が「共生」をテーマに実施した大学院生対象の教育プログラムで、男性教員らによる女子学生へのセクハラ行為などが多発していた問題を巡り、プログラムの運営側が「報道を阻止しようとしたが、できなかった」「メディアにうまく利用された」といったメールを履修生らに送っていたことが21日、関係者への取材で分かった。

運営側の阪大大学院人間科学研究科の澤村信英教授は取材に「(報道による)二次被害防止のために送った」と釈明。ただ、メールの文面にはハラスメント問題に対する謝罪はなく、内部関係者からは「問題を軽視した姿勢で、被害者の二次被害にもつながりかねない」との批判が上がる。

https://www.sankei.com/article/20240221-IP222NKCBFK6PCNXQOACK44BXI/

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報道を阻止できなかったことを謝罪するというのは、どういうことなんだろうか。男性の参加者に対して「この人もスケベ根性で参加してたのか」と疑われるのを防げなかったと言いたいのか。あるいは女性の参加者に対して「この人も被害に遭ったのか」と疑われるのを防げなかったと言いたいのか。事務方が大学当局や理事会などに対して「マスコミに報道されて大学の恥がバレるのを防げませんでした」と謝罪するならともかく、参加者にこういう理由で謝罪するというのは、ちょっと趣旨がよく分からないね。

しかし、何にしても『白い巨塔』でモデルにされてから半世紀以上が経過したというのに、いまだに阪大というのはこういう体質があるのか。別に腹立たしいという感想はないけれど、半分は皮肉な意味で興味深い社会学の研究対象と言ってもいいね。組織というのは、法人としての体裁が変わっても、それだけで組織の体質が変わるわけではないという一例になる。

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