Scribble at 2024-07-04 17:14:12 Last modified: unmodified
マイクロソフトというのは無断で本当に勝手なことをパソコンにしてくれる会社で、これはこの会社の伝統芸能と言ってもいい不正の一つだ。たとえば、Windows Update のいつからの適用なのかは知らないが、ビルトイン・アカウントの "guest" を再び勝手に有効にしていて、知らないあいだにユーザ・アカウントが増えている。これは、ウイルスに感染しても guest で侵入される心配があるので、こんなクズはビルトインのアカウントとして実装されていること自体が「セキュリティ・ホールの仕様化」と言ってもいい不正であって、本来なら FTC が指摘してもいいし集団訴訟を起こしてもいいような話だと思うんだよね。そもそもログインできなくなったときは guest なんてアカウントを使わなくてもいいわけで、他に幾らでも方法はある。データだけが大事なら、HDD を他のパソコンへ接続し直して Windows ごと消せばいいだけだ。
ということで、guest なんていう下らないものが情報セキュリティ部長のパソコンにあるというだけで恥もいいところなので、こんなものはコマンドで即座に無効とする。ちなみに、このようなビルトイン・アカウントは Windows Home だと MMC のスナップインから制御できないので、削除はできない。せいぜい無効にすることしかできないので、上のようなコマンドを使うのが定石である。なお、ウェブ・ページでインチキな解説としてやたらと多いのが、オプションを "/active: NO" などのように "/active:" と "NO" のあいだに半角スペースを入れている事例だ。これは、コマンド・プロンプトなどで表示されるヘルプしか見ておらず、実際にコマンドを叩いていない証拠だ。実は、コマンド・プロンプトに表示されるヘルプの説明は間違いであり、空白を入れると「未知の値を入力しました」と言ってコマンドが拒絶されるのである。