Scribble at 2026-01-23 18:58:36 Last modified: 2026-01-23 19:22:16
Appleは2027年に、iPhone発売20周年モデル(仮称:iPhone XX)を投入し、画面下埋め込み型カメラおよびFace IDを採用したフルスクリーンディスプレイを実現するとの噂があります。
Android ユーザだった時代に使っていた SHARP AQUOS zero2 SHV47 というデバイスは、ベゼルが薄くて全画面スクリーンに近い筐体だったのだけど、幾つかの理由で良くないと思った。
理由の一つは、仮に落としたらスクリーンが破損しやすいだろうなと思うからだ。ベゼルというのは筐体の強度を上げる設計ではたいてい分厚く設計されるわけだけど、それ以外にもバンパーとしての役割があるはずで、あれはスクリーンの縁を囲んで保護するようにわざと付けられているものだろう。それを無くしてしまうというのだから、どう考えても筐体の強度が下がるので不安だ。僕はスマートフォンなんて1年に1回くらいしか落とさないけれど、落とすことがあるのは事実だから、その1回で重大な破損が生じると困る。
次の理由として、スマートフォンを手に持っているときに、掌がスクリーンに触れて誤判定が起きるのをベゼルは防いでいると思うのだ。特に、いま使っている iPhone Air のように6インチを超えるようなスクリーンだと、iPhone SE のように指でつまんで持ち上げるといった気軽な扱いは難しくなる。しかし、しっかり手で持っていると、指の腹がスクリーンに触れて誤判定が起きたりする。ベゼルが薄い、いや全く無くなってしまうと、このような誤判定が頻繁に起きるのではあるまいか。
そして更には、画面の縁までスクリーンにするということは、周囲が湾曲した形状のスクリーンになるのだから、どう考えても視認性は落ちる。なんでそんなことをしてまで、スクリーンのサイズを大きくする必要があるのか、いまいち分からない。ベゼルとして設計されてきた、たかだか数ミリていどの範囲をスクリーンにすることが、そんなに画期的なことなのか。僕には操作性や視認性という、もっと重要な要素を軽視して「ベゼルをなくした」という宣伝文句だけのために開発されているとしか思えない愚行だと思う。
そんなわけで、この記念モデルは全く眼中にない。20周年の記念モデルなどというスマートフォンを設計したり発売する意味があるのかどうかすら疑問だが、敢えてそれをやるのであれば、たとえば背面にスティーヴ・ジョブズの手形をあしらった模様でも刻印すればよいのではないか。