Scribble at 2020-09-07 09:13:40 Last modified: unmodified

今年の4月からリモート・ワークが会社で導入され、既に就業規則も改定されて正式に《出勤日を選択できる》ようになっている。そういう中では、業務用として専用のノート・パソコンを貸与されている人はともかく、僕のように自分自身のパソコンを業務用にも使い始めている場合(手当とか色々とこれから課題は出てくるのだろうが)、ひとまず業務用に使うアプリケーションやストレージの領域とそうでないものとを区別した方が良いだろうと思う。

ストレージは、もともと自宅でも(正式ではなく)仕事をすることはあったため、仕事用のファイルを入れるフォルダは D ドライブの中で分別はしてあった。しかも VeraCrypt で仮想化してあるから、普段は VeraCrypt を起動していないため、必要がなければアクセスできないようになっている。

これに比べて、ブラウザを区別することはなかったのだが、実際にリモート・ワークを始めると、ブラウザもきちんと区別しないといけないと感じる。たとえば、Dropbox はプライベートでも使うのだが、いちいちログアウトして業務用のアカウント(会社で契約しているビジネス版のアカウント)で入りなおすのも面倒臭い。そして今年から会社のメール配送サービスを G Suite に変更したため、GMail もプライベートと業務用とを使い分けなくてはいけなくなった。これらを、一つのブラウザで切り替えながら使うというのは、いかにも面倒臭いし、プライベートの GMail アカウントから取引先にメールを送信してしまうといったミスが起きないとも限らない。もちろん Dropbox でも業務用のフォルダにプライベートなデータをアップロードしてしまうミスが起きる可能性もあろう。Dropbox はデスクトップ・エージェントを業務用としてだけ使っているため、ブラウザではプライベートの用途でしかアクセスしないようにすればいいかもしれないが、そもそもローカルの同期フォルダへプライベートな用途のファイルを入れてしまうリスクは残る。

ということで、ブラウザはプライベートと業務用とで分けている。もちろんプライベートで使うのは Waterfox であり、とりわけ Scrapbook アドオンを使うためである。業務用には Chrome Edge か Google Chrome あるいは Quantum Firefox 等の選択肢があるけれど、僕は正直なところ Google Chrome というブラウザは好きではないので、いまとなっては同じエンジンを使っているのだが、Edge を選んだ。Quantum Firefox は、プロファイルが Waterfox と共有されてしまわないかどうか不安だったため、敢えて選択していない。

ただ、こういう使い分けを始めると、使い分けること自体が面倒臭いし、たとえば Edge を使っていて見つけた有用なページを保存したいというときに、アドレス・バーから URI をコピーして Waterfox の Scrapbook アドオンで保存するという面倒臭いことをやらなくてはいけない。かといって、Edge で Google Keep を使うと会社の G Suite で立ち上げることになるから、何かの拍子に共有されかねない。業務用として使っているブラウザに、プライベートな目的でアクセスしているサービスのアカウントを紐づけてしまうと、結局は使い分けている意味がなくなってしまう。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook