Scribble at 2020-09-07 09:39:11 Last modified: 2020-09-07 09:39:33

気づく人はいるかもしれないが、ここ最近は MD でも PHILSCI.INFO でも人名に「さん」ではなく「氏」と付けていた。場合によっては「さん」だと失礼に当たると本人が思うかもしれないので、「氏」の方が無難に思えたからだ。しかし、なんだか違和感が強い。僕は「~氏」などと表記する氏族の一人について言及したり呼びかけたいわけではないからだ。

もちろん、だからといって「永井均」という人物を「均さん」などと書けばいいかというと、それも違う。そんな書き方は日本人および日本語のルールとして、(1) 面識がある、(2) そう書いて良いほど親しい、という条件がない限りは、一般的に言って無礼とされるからだ。そして、そう判断されているという文化なり風習を「陋習」と呼んでいいだけの合理的で説得力のある理由はない以上、その風習に従うのが社会人というものである。

だが、語感というものは「さん」か「氏」かで使い分けたら良いと言えるほど単純ではない。よって、やはり何か一つに決めるのは僕としては不自然だと思うので、僕がその人物をどう思っているかにより「さん」や「氏」あるいは他の言い方を使い分けるのが妥当なのだろう。そういうことで、こういう使い分けを「表記揺れ」と思われては困るから、あらかじめ書いておく。もちろん、一人の人物について使い分けることもある。

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