Scribble at 2020-04-09 08:26:02 Last modified: 2022-10-03 09:53:08

新型コロナウイルスの集団感染が確認された京都産業大(京都市北区)で、大学に誹謗(ひぼう)中傷の電話やメールがあったり、関係者や家族が日常生活で他人から差別的な扱いを受けたりしていることが7日、分かった。京産大の担当者は「感染拡大防止を最優先に考えて積極的に情報開示してきたが残念だ」としている。

京産大に脅迫・殺害予告の電話やメール 新型コロナ集団感染で

これに加えて、大学の関係者が飲食店で入店を断られるとか、まったくもってアメリカで韓国人や中国人が数か月前には感染源として襲われていると報道されていた話と同じありさまだ。メンタリティだけで言えば、それこそ関東大震災を被った当時のわが国で在日外国人を虐殺した「ニッポンジン」とかいう人々と大して変わらない。大学生のやったことは軽率だったに違いないが、何も京都産業大学の学生だけの問題ではなく、同じ程度に迂闊な行動は他の大学の学生、いやそれどころか幼稚園児から老人に至る多くの人々がやっているわけである。たまたま明らかな事例として報道されただけのことで、学生当人に文句を言うくらいならともかく、他の学生や大学の関係者も含めて不当な扱いをするなどとは、非科学的であることを超えて人倫にすら悖る。

現代の国家や文化や社会生活においては、自分自身のストレスというものは自分だけで対処するのが「大人」と言いうるための条件であろう。他人に当たり散らしておればよいなどという思考は、それこそ「子供」であり、何らかの教育や指導や矯正を必要とする保護(と言う名の強制)の対象であり、もしそんな連中が京都に増えているなら、それこそ《由々しき人間のクラスター》が発生していると言ってよい・・・などと、他人から逆に差別される気分はどうかね?

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