Scribble at 2023-08-04 13:56:00 Last modified: 2023-08-04 23:50:00

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Why should we worry about the current status of input method editor as being enable or disable?

IME の状態表示をしてきた IME Status というアプリケーションの常用をやめた。これ自体の挙動が不安定で、かなり信用がなくなってきたからである。特に VSCode で全く動かないというのは、アプリケーションの UI の仕様から言えば IME Status の開発者も自覚があって注意書きを付けているのは分かっているけれど、ユーザとしては単に「使えない」という判断をするしかないわけである。

しかし、現状だと ATOK のステータス表示しかインジケータがないため、やはりおもむろにタイプしようとして、「hっtp」みたいにクズ文字列が表示されるという不愉快な経験を何度も味わっている。人によっては、「hっtp」という文字列そのものを "http" と変換するための未確定語であるかのように慣れてしまっていて、当たり前のように F10 をクリックしたり、あるいは IME の変換に任せたりしているようだが、僕はそういう変換を前提にした言葉の扱いには大きな疑問がある。まるで、鉛筆で「enpitsu」と紙に書いてから消しゴムで消して、敢えて再び漢字変換と称して「鉛筆」と書き直すような不合理を感じる。われわれは、自分の意思を直に文字列へ反映させるようなインターフェイスを求めたり開発するべきであって、こういう下らない変換なんていう処理を早急に駆逐するような HCI の技術進歩を求めたい。

そのためには、たぶん僕がいま使っている Stable Diffusion などの技術の応用として、txt2img ではなく img2txt の応用が進む必要があるのだろう。もちろん、僕らの頭に img があって、それを txt に(IME なんていう欠陥ソフトウェアなしに!)変換できるとまでは言えなくても、原理的には同じ考え方で開発するようなアイデアが進んでもらいたいというわけである。

よって、同じ理由から僕はローマ字入力も単なる必要悪だとしか思っていない。なんで「理由」と表現するために "riyuu" なんていう無関係な文字をタイプしないといけないのだ。こんな不合理を日本人は何十年も延々と殆ど全員が続けているのである。陰謀論を叫ぶ意図はないが、こんな生産性の低さを甘んじて受け入れ続けているというのは、やはり日本人というのは「ガイジン」に批判されたり攻撃されたがっている(そして、彼らの力で何かを良くしてもらおうと期待する)カーゴ・カルト国家だとしか思えない。

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