Scribble at 2023-09-11 08:34:02 Last modified: 2023-09-11 08:37:35

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The 21st Century Integrated Digital Experience Act (P.L. 115-336 § 3(e)) requires “any website of an executive agency that is made available to the public after the date of enactment of this Act shall be in compliance with the website standards of the Technology Transformation Services of the General Services Administration.”

Website standards

日本のデジタル庁とかいう未熟な機関が、こういうものを提案できるようになるのは、いったい何年後のことなんだろうか。まぁ、官公庁ごとにバラバラな広告代理店とか、バラバラのレギュレーションを持った(あるいはレギュレーションがない)ウェブ制作プロダクションに丸投げしているようでは、このレベルに到達するのは難しい。

もちろん、制作がどこであろうと上記のように統一したレギュレーションを設定して遵守させることは可能だが、そのためには各省庁(にぶら下がった、安っぽいプライドだけは高い広告代理店と制作会社)を説得できるだけの理屈なり大義が必要だ。そして、根本的にそういうものが欠落しているとしか思えない現今の官僚に、そういう大義を求めるのは逆に酷というものかもしれない。ボロ切れのように働いて、たかが数十万円の贈収賄でクビになり、東大の学卒暗記坊やに何ができると罵られる。

おそらく、デジタル庁が仮にレギュレーションを作ったとしても、都内の二束三文なウェブ制作会社か、IIJ のような「ゼネコン」と言ってもいいような企業の言いなりで、理論的にはともかく実質は入札時の参入障壁にしかならない無闇に高度で莫大なリソースを要求するようなレギュレーション(それでも、理論的にはそれぞれ正しいというレギュレーションは無数に作成できるので、都合がいいものを一つ選べばよいのだ)が出来上がるだけだろう。たとえば、ウェブサイトのデザインなのに何かの情報セキュリティの国際資格が幾つ必要だとか、ページのコーディングにもセキュリティ上の配慮は必要なので、誰も文句は言えないわけだ。でも、その資格を得るには初期投資として、まず英語ができないといけないし、専門の教習を何年か受けて、合計で一人あたり数百万円を投資しないと取得できないセキュリティの国際規格というのが、海外にはゴロゴロしている。

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