Scribble at 2023-03-13 11:04:18 Last modified: 2023-03-14 19:10:15

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PDF の編集・閲覧ソフトが Adobe からずっと出てるけど、もうこれの正式なプロダクト名称を覚える気にもならない。そして、さきほど会社で "Adobe Acrobat" と称するアイコンをクリックすると、タイトル・バーに "Acrobat Reader" と書かれているソフトウェアが起動するんだよね。そして、無料ソフトらしく、これまでの半分くらいの編集ツールしかパネルに出てこない。これ、要するに無料版の閲覧ソフトだろう? どうしてこんなものが、Creative Cloud しかインストールしていない環境に入ってしまっていて、しかも正規のソフトウェアを上書きするような挙動になってるんだよ。ウイルスか?

念のために Creative Cloud Desktop を見ると、これまで有料版のソフトウェアはアイコンが黒で "DC" という表記があったのに、それもなくなって単に "Acrobat" と書かれている。これでは意味が分からない。ひょっとして、インフレの便乗値上げと同じで、PDF 編集ツールだけは別のライセンスで購入するような扱いに変更されたのだろうか・・・なんて話は聞いたことがない。

これはおかしいと思って、さきほど Adobe のサイトで "AdobeAcroCleaner_DC2021" を使って消してから、再び Creative Cloud Desktop でインストールしなおしてみたら、やはり今度は正しく "Adobe Acrobat Pro" が立ち上がった。"DC" というフレーズはないが、"Pro" というフレーズがあるので、これは明らかに無料の閲覧ソフトである "Adobe Reader" とは違うことが分かる。

それにしても、Adobe の PDF ツールはともかく名称がコロコロと勝手に変わるし、殆ど同じじゃないかと思うくらい微妙な、したがって間違えやすい替え方をする。Adobe Acrobat だの Adobe Reader だの Acrobat Pro だの Adobe Reader DC だの、どれが有償のソフトでどれが無償の閲覧ソフトなのか、名前だけではよく分からないこともあった。なんでこれほど頻繁にプロダクトの名称を変更するのか。まず、PDF なんて規格がオープンになって無償ソフトでも PDF ファイルの高度な編集ができるようになっているため、海賊版対策だとは思えない。まずもって自社のユーザを先に混乱させる意味がないからだ。すると、二つ目には Adobe 社内での開発部署なりマーケティング部署での内部抗争の結果という見方もできるが、もしそうなら、そんなもん俺らの知ったことではないから、僕らは利用者として堂々と「バカ」呼ばわりできる。そうでないなら、他にどういう理由があるだろうか。

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