Scribble at 2020-07-22 14:30:17 Last modified: 2020-07-22 14:40:49

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ウインドエアコンシリーズ

父親が一人暮らしをしている実家は、既に一階の居間にエアコンはあるのだが、父親は二階で寝ているため、このほど父親が自分で貯金したお金で二階にもエアコンを買って取り付けた。今日は工事に立ち会ったのだが、室外機があるタイプとは違うからか、工事は40分くらいで終わった。これで、二階で寝るときの暑さも緩和されるだろう。扇風機は使っていたようだが、どれほど直に風を当てないように壁へ向けろとか工夫しても、やはり扇風機の風は当たりすぎると疲れるし、熱を下げる効果も限度がある。35度を超えるような暑さになると、扇風機を使っているのに暑いという事実の方が余計にダメージとなるため、(ありがたいことに生活に余裕があれば)さっさと金を出してエアコンを導入するのが賢明だ。

母親が生きていた頃に、年金が出ると二人で食事や買い物へ行っていたという北巽にはコジマ(ビッグカメラ)があるため、エアコンは父親と二人でコジマへ行って選んだ。父親のように、学生時代は黒門市場で住み込みのアルバイトをしていたような人間でも、家電製品を買うために日本橋へ行くという選択肢は既に無くなったらしい(この文の脈絡が分からない人のために無粋ながら解説すると、黒門市場というのは日本橋の北にある食料品市場のことで、ここに土地勘がある人なら、家電製品は日本橋で買うのが昔は当たり前だったのだ)。ともあれ、コジマで実際にたくさんのエアコンを眺めていると、もともと冷房だけできればいいとのことだったから、5万円ていどだと選択肢が乏しい通常のエアコンよりも、同じくらいの価格で選択肢が幾つかある「ウインドエアコン」という縦型のタイプから選ぶことにして、コロナの CW-FA1620(CW-F1620 かもしれないが大差はない)を工事費と合わせて56,000円くらいで購入した。

エアコンがやってくるまでのあいだ、幾つか心配なことはあった。一つは音の大きさで、セパレートではないから室内にどれくらいの音がするか分からないのは不安の一つになる。しかも、寝るときに使うのだから、音について父親が心配するのはもっともな話である。そしてもう一つは、窓枠に設置すると窓をどうやって開け閉めするのかという問題がある。パンフレットでは窓枠に取り付ける方法が簡単に説明されているだけで、自分で設置できるというのはいいが、肝心の《窓の開け閉めはどうなるのか》という点については何も書かれていない。窓枠に嵌めると、片方の窓が中途半端に開いた状態となるのだから、当然のこととして防犯の心配があるし、台風など強風時の窓の強度にも不安がある。

しかし、実際にエアコンを設置してもらって運転させると、これらはどちらも心配には及ばないことが分かった。まず音はそれなりに出るには出るが、寝られないような音ではない。そして、窓枠に取り付けるのは事実だが、窓枠に取り付けた土台の手前にエアコンの本体が全て組み込まれるため、土台の背後に窓を従来のとおり閉める余裕が残るから、窓の開け閉めには何の問題もない。それだけ、本体が軽量化されて窓枠に取り付ける土台に本体の重量が全てかかっても良い強度が維持できるということなのだろう。

ということで、あとは実際に使ってみてランニング・コストを確かめる注意をすれば、快適に熱帯夜も過ごせるのだろう。

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