Scribble at 2020-07-19 08:31:49 Last modified: 2020-07-22 14:42:52
何度かチャレンジしては遠ざかってしまう Markdown 記法のノート・アプリケーション。これまでにも、スタンド・アロンのプログラムやオンライン・アプリケーションを試しているし、実は concept map / argument map(map というか tree と言うべきだが)のウェブ・アプリケーションを開発していた頃に Markdown の記法を参考にしてタグを実装したこともある。けれど、どうも自分でそういうものを使い始めても、いちいちタイプするのが面倒臭くなって、やはり Molestine や Rhodia や ZEQUENTZ といった、お気に入りのノートやメモ帳に書いてしまう方が多くなる。
コンピュータやスマートフォンの画面で立ち上げて使うという、一連の手順がそもそも鬱陶しい。よくこんな時間がかかって面倒なだけの手順を経てまで、ノート・パソコンやスマートフォンで notetaking しようという気になるものだ。待機状態から復帰してアイコンをタップし、アプリケーションが起動してタイプできるようになるまでのあいだ、何を書き留めたいか覚えていられるくらいなら、家に帰ってじっくりメモ帳に書き留めるまで覚えていられるだろう。あるいは、そういう長い(僕には長いと感じられる)時間を往来の場で確保できるくらいなら、さっさと目的地まで移動してからメモ帳に書けばいい。
つまり、パソコンやスマートフォンによる notetaking が、メモ帳へ書き留めるよりも高いパフォーマンスを叩き出すには、恐らく音声入力の質を向上させてボイス・レコーダー並みに録音すると同時にテキスト・データに変換できるくらいの性能が求められる。それができていない現状のテクノロジーでは、アプリケーションでメモを取るなんて、僕には耐えられない鈍重な手続きに思える。ハイテク・ツールを使ってる僕ってカッコイイという自意識プレイ以外の何ものでもなかろう。