Scribble at 2022-06-13 13:05:01 Last modified: 2022-06-13 13:16:15

Raspberry Pi Zero W でリモートのスピーカーを鳴らそうという企画は、マイクが安すぎたとか、あるいは PulseAudio などオーディオ関連のプロセスを動かし続けるという体裁が安定していないように思えたため、途中で取りやめた。既に述べた通り、当サイトで公開している Raspberry Pi を使ったリモート・スピーカーの記事は、もう継続しない。途中までの手順だが、参考になる方だけご覧いただければよいと思う。

そういうこともあって、PulseAudio など Linux Audio System に関するドキュメントは色々と渉猟したし、関連するウェブ・ページも相当な数を眺めたのだが、もう Linux Audio に興味はない。よって、さきほど Google Groups の PulseAudio に関するグループも unsubscribe した。

いまのところ Raspberry Pi Zero W は2台あるうち1台だけを稼働させていて、それに Wi-Fi で Windows マシンから TeraTerm Pro でアクセスしている。パッケージとしてサポートされている限りで、幾つかのプログラミング言語の処理系をインストールしていたり、勉強に使う環境としては十分だと思う。ただ、今後は Raspberry Pi Zero W が 32bit のマシンであるため、パッケージとしてもサポートされなくなってくるかもしれないし、そもそも OS がいつまで使えるのかという気もする。数千円で構築できる環境ではあるから、まず3年くらい使えたらいいだろうとは思っているが、さほど強い懸念はない。なんと言っても自宅の LAN 環境で動いているため、OS やパッケージの古さがただちに深刻な脆弱性として懸念するべき材料になるとは思えない。そして処理系の勉強に使うというだけなら、それ自体のバグで信頼性が失われるほどの問題が生じない限り、そちらの古さも気にするほどのものではないだろう。もちろん、production server はもとより test / staging server で、そんなことは言っていられない(筈だ)が、自分だけで使っている限りは〈動けばいい〉だろう。

もちろん自慢できるような話ではないが、僕は ZCE の資格を2006年に取得したまま更新していない。その当時は日本国内の団体が主催する PHP の資格試験もなかったし、Zend の日本法人が ZCE の日本語版を用意すると言いながら全く何もしておらず、しびれをきらして英語試験で合格したのだった(これも、僕らのように普段から英語で技術文書を読んでいる人間としては、別に自慢するようなことではない。体験者として明言しておくが、ZCE の試験は中学レベルの英語で受験できる)。2006年と言えば、話題は出ていたが PHP5 がリリースされておらず、したがって僕が所持している資格は PHP4 にしか対応していない。つまり、オブジェクト指向(現在でも「低レベルの実装」と酷評されたりするが)にすら対応していない時代の PHP である。それでも、必要に応じて知識をアップデートしたり追加していって、PHP5、PHP7、そして現在は PHP8 で十分に問題のない範囲で仕事をしている。よって、基礎として勉強した範囲が10年くらい古い言語仕様だとしても、そこから幾らでも現状の最新の仕様にまで修正したり拡張できる(僕は PHP のバージョン・アップに合わせて知識をフォロー・アップしただけなので、短期間でそれが出来るかどうかの保証はない)。

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