Scribble at 2018-07-06 16:33:50 Last modified: 2022-09-27 17:05:18

両親、それから連れのお父さんもだが、80歳前後となってきていて、後期高齢者として介護やら医療やらといった社会保障制度のユーザとなる時期にかかってきている。以前に、里親制度とか発達障害について調べていたとき、ケアマネージャの資格試験テキストを買って少し読んでいたのだが、さきほどジュンク堂で特に高齢者の医療費について調べてみると、驚くほど本が出ていないことを知った。

[追記:2022-09-27] これらの記事を書いていた当時は敢えて触れていなかったのだが、ちょうど実母が6月に入院して末期癌であると診断された頃だった。[追記終わり]

本当に唖然とするほど誰も本を書いておらず、かろうじて社会福祉政策の棚に『社会保障便利事典 平成30年版』(週刊社会保障編集部/編、法研、2018)というのがあったくらいで、医療政策・医療制度・介護・社会保障・社会福祉・健康保険といった棚を隅から隅まで、それこそ専門書が多いことで知られるジュンク堂で関連する棚を見て回ったが、後期高齢者の医療に関する実務とか家計について書かれた本が見当たらない。確かに、高齢者福祉としての介護の本はたくさんあるが、その多くは「歳をとって歩けなくなった」といった、医療とはひとまず関係のない高齢者について書かれた話ばかりである。したがって、ケアマネージャの実務に関する棚を見ても、簡単に言えば介護報酬の計算の話ばかりであって、これではケアマネージャに医療費の相談をするのは無駄だと分かる。

恐らく最も適切なのは、保険者(介護保険や健康保険制度の担い手である事業者や機関)に相談して、少しでも利用できる制度がないかどうかを尋ねることなのだろう。

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