Scribble at 2022-08-09 18:32:42 Last modified: 2022-08-09 18:34:50

僕は50歳を過ぎて老眼が進んできた。そのため、老眼鏡をかけるし、自宅では起きた時刻から頻繁に老眼鏡をかけている。そのせいか、今年に入って鼻が詰まるようになってきた。でも、時期としては花粉症の季節とも重なっているため、いよいよ花粉症になったのかとも危ぶまれる。花粉症には、スギとか幾つかの種類があるらしいので（実は自分が罹患していなかったせいで、どういう種類があるのか知らない）、時期によっては僕が影響を受ける種類の花粉が減ったり増えたりして結果が異なるかもしれない。よって、鼻が詰まる原因は花粉症なのか、それとも老眼鏡をかけたままだからなのかという点については、まず老眼鏡を一応の原因（prima facie cause）として仮定して起き、頻繁にかけないよう心がけてみて、結果に有意な違いがなければ花粉症を疑ってみてもいい。そして、ここ数日の結果から言えば、どうも老眼鏡をかけたままでいることがよくないのかもしれない。でも、老眼鏡を頻繁にかけずにいようとし始めたタイミングと、僕が影響を受ける種類の花粉が減ったタイミングとか一致していたなら、老眼鏡を頻繁に使わなくなったことは鼻が改善した偽の原因（pseudo cause）と言えるかもしれない。

そしてもう一つ気にしておかないといけないのは、僕は何も因果関係の議論をここで書くためにこんなことをやっているわけではなく、自分の体調を整えたいからだ。哲学に携わる者が、自意識でもない限り哲学の成果を自らの生活や考えに当てはめるのは当たり前のことであって、逆にそれをしないで何がしたいのかと思う。そんなことでは、本当に国のなんとか特別部会で委員になるとか、他人の評価や目線を気にしているだけの単なるパフォーマンスでしかないという話になろう。