Scribble at 2023-03-05 14:34:07 Last modified: 2023-03-06 09:15:06

kyo さんがサイトの画像を webp にするという話を書いていて、そういや最近の僕は昔に戻って JPEG で保存することが多くなったなと思う。理由はいくつかあるのだが、会社で Retina iMac(5K)とか Windows の 4K モニターとかでウインドウのキャプチャーとかデスクトップのキャプチャーを PNG 画像として残す習慣のまま、たとえばここで添付画像なんかに使ったりすると、知らないうちに 3MB くらいの画像をアップロードしていたりする。これではまるで、20MB の BMP 画像をホームページに掲載していた(いまでもやりかねない)ド田舎の自治体職員や中小企業の経営者みたいではないか。そして、他に自宅で作成した画像を PNG として保存するとしても、なんだかファイル・サイズが大きいと感じることは多々ある。実際、可逆圧縮なのだから JPEG よりもサイズが大きくなるのは当たり前である。

インターネット回線の通信速度が十分にある昨今であればこそ、無暗に巨大なファイルを扱うことは避けたい。クライアントの環境が向上するにしたがってサーバ側のリソースをデタラメに増大させては、それこそ Adobe や JavaScript コーダを侮蔑する資格などなかろう。ということで、当サイトでも添付する画像は一個あたり 500KB を越えないように JPEG へ変換して公開することが増えた。ただ、1ページあたりの枚数が多いため、これをページの分割などで対処するのはどうだろうとも思う。また、ブラウザのアドオンでページをキャプチャーしたときにファイル・サイズが最初から小さい場合は PNG のままで公開していることもある。要するに、画像の型式としてどれかに統一する「べき」とか、どれを選ぶ「べき」という話よりも、ファイル・サイズを抑えるというリアリズムを優先したというわけである。正直、JPEG だろうと PNG だろうと、僕はどうでもいい。要は画質が大きく損なわれずにファイル・サイズも肥大化しなければ、「べき」論なんてどうだっていい。それに、現代のグラフィカルなブラウザや画像編集ソフトウェアで、どちらかのファイル形式を扱えないなんてものはないだろう。

それに、可逆圧縮だと言われたところで、本当にその特徴を利用して元の画像に戻した事例なんて、実は一つもない。それは当たり前だ。PNG 画像だろうと JPEG 画像だろうと、その大半は Photoshop などからの出力として選択されたファイル形式にすぎないので、そもそもオリジナルは PSD ファイルだったりするからだ。極端な事例では、PNG ファイルとして保存した画像を全て Photoshop に読み込んでレイヤーごとに整理してから PSD ファイルとして保存しなおし、元の PNG ファイルを全て捨ててしまっている場合すらある。

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