Scribble at 2024-08-06 20:42:20 Last modified: unmodified

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このところ大阪でも妙な天気が続いていて、局所的に数時間の雷雨になるというケースがある。さきほども、会社から戻るときに上空の雲が暗いなぁと思っていたら、夕方になって雷が轟くようになって雨が降り始めた。いや、それどころか電気が寸断して、室内の灯りが消えたり、パソコンで表示していたブラウザがクラッシュするなどの出来事があったばかりだ。ちょうど1時間ほど前まで、さくらのクラウドで運用を始めた KUSANAGI の新しいインスタンスで作業していたため、そのときに寸断が起きなくて良かった。とは言っても、リモートのサーバにターミナルでアクセスしているだけなら、電気が寸断しようとコマンドさえ送出してしまえば、あとはサーバで勝手に処理するだけなのだが(ソフトウェアのインストールなどでインタラクティブな入力が必要な場合はあるが、それも改めてログインしなおしてから、途中になったままのプロセスは落としてしまえばいいだけだ)。

というわけで、いま述べたように新しい案件で、万博関連のサイトで使うサーバを構築していたのである。与件は決まっていたから、KUSANAGI Business の入ったインスタンスを建てて、WordPress のプロファイルを設定し、postfix + dovecot を入れて(もちろん SMTP 認証に対応)メール・アカウントを一つだけ作るというところまでは30分ていどで終わるのだが、実際にコンテンツを入れないと、たとえばオプションとして契約するファイル改竄検知のサービスは申し込めないし、WAF はこれから丁寧に設定していく予定だ。なので、公開までにやることはまだ他にある。それでも、20年ほど前に、同じくさくらインターネットで専有サーバを準備してもらうのに比べれば、格段の生産性だ。ようやく、僕のようなレベルの生産性を誇るエンジニアに IaaS としてサービス側が追随できるようになってきて嬉しい。前は、さくらインターネットの営業さんに電話して、「電通案件で急ぎなんです」とか何とか言って特急でサーバを用意してもらったりしていたのだが、もうそんな借り物の権威など使わなくてもいいわけで、単純に僕ら自身の経験と知識と実務能力だけで顧客の要望に応えられるようになったというわけだ。でも、請求金額が上がるわけでもないし、発注が増えるわけでもないので、ウェブ制作会社に勤めるエンジニアのスキル・アップなんて、ほぼ自己満足でしかないわけだが。

ちなみに、なんでこういうことに経験が必要なのかと言うと、もちろん経験がない人は知らないことだが、クラウドのサービスというのは提供会社によってインスタンスの構築手順も違えば、注意点が色々と異なるからだ。さくらのクラウドの場合、ヘルプを丁寧に読んでいても、「パケット・フィルターと firewall-cmd の両方でポートを開かないと通信できない」ということが分からないのである。これは、ヘルプに書かれていたとしても、どこに書かれているかということも経験の一つなので、やはり効率的に作業するなら経験がアドバンテージになるのだ。

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