Scribble at 2023-01-19 13:32:19 Last modified: unmodified

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コストという理由で替刃式の直刃剃刀を使い始めたのだが、丁寧に比較してみると上記のようになる。もちろん、これは僕の運用方法を前提にしているので、もっと替刃を長く使う人なら安全剃刀のコストは下がるかもしれない。

表を説明すると、straight razor、安全剃刀(T字剃刀)、そして俗に「シェベット」と呼ばれることもある替刃式の直刃剃刀について、初期費用と10年後まで使ったランニング・コストを比較している。初期費用やランニング・コストの内容は、もちろん本体と替刃だ。straight razor に替刃はないが、メンテナンスに最低でも皮砥か砥石を持っている必要はある(もちろん、もっとコストを抑えたいなら手のひらや皮のベルトを使ってもいい)。なお、プレシェーブ、アフターシェーブ、シェービング・クリームなどは、どの剃刀でも使うものなので除外してある。よって、剃刀を使った髭剃りについて、上記の表に掲載した用具だけでコストが済むわけでないのはご承知いただきたい。当たり前だが、細かいことを言えばタオルも10年のあいだに買い替えるだろうし、髭を剃っているときの流水だとか、タオルをレンジで温めるコストも無視できない筈である。

ただ、どういう試算をするにしても、やはり安全剃刀のコストはかなりかかるという結果になる。しかも、ここで言う「安全剃刀」というのは Schick などから出ているプラスチック製の用具なのであるから、wet shaving の動画などで紹介される Gillette とかの気品あふれる用具を買い揃えたら、もっとお金がかかるだろう。そして、10年間のランニング・コストだけを見たら straight razor は魅力的なのだが、本体の初期費用が高いのが困る。もちろん、Etsy などでは2,000円くらいで売ってたりするけれど、直に刃を作ってあるものは包丁と同じで、安物を使うのは怖い。いくら初心者とは言え、最低でも2万円ていどの剃刀を使いたい。

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