Scribble at 2023-03-28 00:02:54 Last modified: 2023-03-28 00:07:58

さきほど風呂へ入って試してみた。髭が柔らかくなっていると、それなりに BOCTOK-3 でも髭が短くなっているので、剃れているのだろう。ようやく少しは使えるようになってきた。やはり YouTube で公開されている剃刀の honing というテーマの動画は、殆ど信用できないことがはっきりしたと思う。彼らは、最初から刃がついている剃刀に、実際には切れ刃にぜんぜん砥石が当たっていない研ぎ方で #12,000 だの京都の石だの名倉だのと無闇に細かい番手の石を使っているだけなのだろう。そら、どういう研ぎ方をしても切れ刃は影響を受けないのだから髭は剃れるし、逆に同じやり方を真似ても刃が付いていないヴィンテージの剃刀に #12,000 の石なんて使っても切れ刃がつくわけないのだ。たぶん、そんな50万円とかの天然砥石で切れ刃を付けようと思ったら、一週間くらい不眠不休で研がなくてはいけないのだろう。

ただし、僕の研ぎ方は方針として正しくても技能として未熟でもあるのは明らかだ。よって、まだ刃の鋭さが足りていない。現に、髭がようやく剃れるようになったと言っても、きっちり3回のパスで剃らないと髭が剃り切れていない。替刃の直刃剃刀とかカートリッジの安全剃刀のように、WTG で大半の髭を剃った後に剃り残した髭を XTG/ATG で剃り切るといった感じではない。また、剃り方そのものも替刃の剃刀で剃るときとは、確かに違う。替刃で剃るときは、本体を肌の上で滑らせるだけで剃れていくような感じがするけれど、straight razor で剃る場合は、剃刀で「ぶった斬っていく」ような動かし方や力の入れ方をしないと、ぜんぜん剃れない。なので、力の入れ方や向きが一定でないと危ないのは確かだから、一度に広く長い面積を動かすのは危険である。理容師やマニアが straight razor で剃っている場面を動画で観ると、剃刀を細かく小さく動かしているのは、それが理由なのだ。替刃のように、頬骨あたりから顎まで一気にスルスルと剃刀を動かせるものではないのである。

ということで、やっと少しは剃れたのだが、まだ良く剃れないので何度も肌に当てなくてはならず、よって剃り終わったあとは肌がヒリヒリする。もちろん、アフター・シェーブ・ローションを使うと、僕の場合はたちどころに肌の具合が回復するのだが、これがずっと続くとスキン・ケアにとって好ましくない結果となる可能性はあろう。

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