Scribble at 2023-03-28 09:52:22 Last modified: 2023-03-28 09:54:44

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昨日は #3,000 の調理器具用に発売されている、何の変哲もない砥石で研いだだけなので、今日は更に耐水のフィルムを #4,000、#6,000、#8,000 と三種類で研いでおいた。こういう番手の高い素材で研ぐと、削りたい面に当たっていなければ刃を滑らせても全く音が出ないし、ツルツルした手の感触しか感じないため、刃を当てる角度を調整しながら刃先を付けている。もちろん、単純に刃先を削るだけなら、こんなことはしなくてもいい。もっと番手の低い砥石でガリガリとやっていればいいわけだが、番手の高いもので研ぐ意味は切れ刃の角度を変えるためではなく、要するに刃先の凹凸を小さくするためだと考えた方が良いのだろう。どれだけ番手、つまり刃を削る側の粒度が細かくなろうと、しょせんは混入されている石とか金属の粒が刃を削るサイズよりも、刃の凹凸を小さくすることはできないのだ。しかし、可能な限り凹凸を小さくすると、いわゆる肌当たりというのが変わるらしい。

これで再び次も試してみよう。これで更に肌のヒリヒリした感じもなくなってきたら、もともと straight razor は鈍刃なのでスパッと切れるものではないが、3パスの工程で替刃の直刃剃刀と変わらないていどの結果になれば上出来である。ただ、さきほどすぐに顕微鏡で眺めてみたのだが、刃先の先端部分に余計な角度がついてしまっているようにも見える。これはやりすぎたのかもしれない。恐らく、ペーパーから刃を引き抜く動作の際に腕を上げているため、丸くなってしまった可能性がある。

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