Scribble at 2020-09-13 01:25:16 Last modified: 2020-09-13 10:43:28

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Waterfox だと自分のサイトですら文字が読み辛いという事情で、何気なくページを検索してブラウズ(なんて言い方も死語に近いが)するのは Chromium Edge になってしまうのだが、もちろん良いリソースを見つけても Scrapbook アドオンのようにページを保存して整理する仕組みなどないため、いちいちアドレス・バーの文字列をコピーして Waterfox で開きなおして Scrapbook アドオンで保存するという、やや愚かなことを毎日のようにやっている。

もちろん、この愚かさを是正するには、Scrapbook とページの見栄え(見栄えだけの問題とも限らないが)とのどちらを取るかという、これもそれなりに愚問だと思うが、これを判断しないといけない。確かに愚問ではあるのだが、まず最初に Edge で表示するページの殆どは、もちろん Waterfox で表示しなおして保存するに値しないようなページばかりである。よって、Waterfox のアドレス・バーにコピーして云々という手順を追う機会が少ないと、もし良いリソースを見つけたら面倒臭いことなるのが分かっているのに、つい Chromium Edge を使ってしまうのが、情けないところだ。

よって、こういう愚かさを矯正するには、もちろん《強制》が効果的だ。ブラウジングするには Waterfox を使うしかないという状況を作り出してしまえばよい。そのためには、このサイトでも紹介している Orchis というラウンチャーのメニュー項目を工夫するのが妥当だろう。なんと言っても、たいていのアプリケーションは Orchis から立ち上げているからだ(というか、そういう結果となるような利便性を享受するために Orchis を使っているのだから)。たとえば、Edge のメニューをサブ・メニューという下の階層に配置して、ワン・クリックでは起動できないようにすればいい。あるいは、Orchis そのものをプライベート用と業務用とに分別して二つのラウンチャーとして定義し、業務用のラウンチャーは Shift をメタ・キーとして、Shift + 左クリックで表示するように設定する。こうすれば、プライベート用のラウンチャーからは Edge を削除して業務用のラウンチャーにだけ登録すれば使い分けられる。プライベートな用事でしか Waterfox を使わないのだから、何気なく業務用のラウンチャーを表示して、わざわざ Edge を使うという操作は少なくなるだろう。

このように、自分の意志とか判断力というものを最初から過信してはいけない。自意識ではどうであれ、ホモ・サピエンスなんて所詮は哺乳類の一種にすぎないわけで、別に理性的に進化してるわけでもなければ、理性的に生まれてくるわけでもなく、それどころか理性的に育っているとも限らない。すべてについて自分が犬畜生と同じだとは思わないが、そういう面もあるにはある。そして、そのような特性を利用して自分を操作したり誘導する方が、或るメタな意味では(皮肉な意味でもあろうが)自分自身を「律している」と言えよう。

[2020-09-13] ということで、翌日に起床してから上記のプランを実行した結果が上の画像だ。業務用のラウンチャーにはコントロール・パネルなどのサブ・メニューはない。もちろん、プライベートでも仕事でも《よく使うアプリケーション》を登録しているので、両者の項目が殆ど同じなのは当然だろう。

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