Scribble at 2022-04-26 11:14:49 Last modified: 2022-04-26 11:22:55

アマゾンで購入した Amazon Basics のメディシン・ボールを使って、色々とメニューを組んでトレーニングしている。回数は少ないが、1日のうちで数セットを繰り返すことで、それなりに効果はあるようだ。

それはそうと、メディシン・ボールを購入する前も後にもオンラインで参考になるメニューを探したのだが、まともなページは殆どないと言ってよい。ここで僕が「まともな」と言っているのは、ちゃんと何をどうやればどういう効果があるのか、具体的な事実として結果がしっかり測定されたり検証されているという意味だ。ありていに言えば、スポーツ科学、リハビリテーション医学、運動生理学といった観点で冷静かつ厳密かつ切実にメニューを構成しているかどうかがポイントだ。

しかし、結局、トレーニング器具にしろトレーニングの方法にしろ、「体を動かしてるといいみたい」という程度の経験や理解で腹筋を割ってるような連中の解説ばかりが並んでいて、まるで意味がない。そういうのは、モデルに筋骨隆々の白人を使っていようと、ナウい器具を使っていようと、しょせん形を変えた精神論にすぎない。何をどうやればどういう効果が出たのかというデータがない解説は、どれもこれも適当な経験でものを言ってるだけの噂話や体験談なのだ。いまや、練習用のバットにセンサーを付けている大谷翔平の例を見ても明らかなように、そんなクズみたいな個人の経験や御大層な「思想」だけでスポーツやトレーニングや武道を語る時代は過ぎ去っている。なにもいたずらに「エビデンス」などと子供みたいなことを言っているわけではないが(そういうやつに限って、その「エビデンス」とやらの定義や測定方法を検証できる学問的・技術的な知見も経験も持っていない)、自ら紹介しているメニューを証拠立てる十分な理屈や多くの事実もなしに、「これがええんとちゃうか?」と言わんばかりの適当なことを書かれても困る。話は、我々自身の身体や健康の問題なのであって、腹筋が割れるだの歌舞伎町で(その筋の人々に)モテるだのという下らない話をしているわけではないのだ。

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