Scribble at 2019-01-09 15:48:37 Last modified: 2022-09-29 08:05:41

平成元年の流行語覚えてる?平成の「新語・流行語大賞」まとめ

流行語や新語があるという事実は分かるし、言語のパフォーマンスから言っても、毎年のように新しい言葉や人口に膾炙する言い回しが出てくるのは自然なことだろうと思う。しかし、それらをランキングで並べるという発想は、あまり有意義なものだとは思えない。とは言え、知らなかった言い回しを教えてもらう機会にはなっているので、報道されている「大賞」や候補を眺めている。それに比べて、「今年の漢字」は知らない字が選ばれることはないだろうから、さほど注目に値しない。そもそも字が選ばれた意味合いを聞いても、はっきり言って何の感慨ないほど軽薄だと思う。

しかし、上記のようなページを眺めると、何らかの名称として既に広く使われている「Jリーグ」や「セクハラ」はともかく、それ以外の誰かの発言とかギャグのフレーズに至っては、もう賞味期限が数ヶ月というスケールになっているようだ。もちろん、発言については流行らせる意図などなかろうし、ギャグについても最近のお笑いタレントは昔のような決め台詞で食べていくような芸ではなくなっているのだし、仕方のないところだ。しかしそれゆえ、そういう刹那的なものしか取り上げられないという日本の状況にこそ、いっときの流行とは言えない何か深刻な事態があるように感じる。

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