Scribble at 2020-09-26 15:47:44 Last modified: 2020-09-26 16:02:10

添付画像

宛名書き等に最適!筆のようになめらかな書き味。

水性ボールペン/筆ボール

YouTube で硬筆の楷書体がうまい動画を観た。太いペンを使うようなのだが、台湾で作られている専用のペンは Amazon で販売されていないため、代わりにオートという会社の「筆ボール」というペンを買ってみた。まず感想としては・・・単なる太いペンだった。宛名書きには使える太さだから用途は色々とあるけれど、別に筆のような線が引けるわけでも何でもない。運筆の話として、ペンの筆圧を上げようと下げようと、結局は物理的に出てくるインクの流量はほとんど変わらないため、起筆から横に伸ばして終筆までの間をやや細く書くなんて真似はできない。払いも特に他のボールペンと比べて筆のように書けるわけでもなく、要するに 1.5 mm の太いペンで単に書いているだけのことである。

なお、僕は愛用している Signo 307 でもいちばん太い 0.7 mm を使っているし、何本か持っている Pelikan の万年筆もペン先は M か B を使うので、太い線で大きな文字を書くのを好む。もともと小学生の頃は鉛筆やシャープ・ペンシルの 0.5 mm で 2H とか 4H といった細くて薄い文字を書いていたのだが、同級生の O 北という人物に彼のような太くて大きな文字を書いたらどうかと言われて、書き始めてみた。すると、濃くて太くて大きな文字で書くほうが誤魔化しが効かないので、字の上達が早くなったのである。それから、色も濃くて太さもある線で大きな字を書くようになった。つまり、太いペンそのものは昔から愛用しているため、単なる太いペンだからといって無用だと言いたいわけではない。しかし、筆ボールが「筆のように」書けると吹聴するのは、まったくのデタラメである。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook