Scribble at 2024-01-06 13:37:24 Last modified: unmodified

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Unboxing ASTRA-RUSSIA vs INDIA Blades

今年も、もちろん替刃式のストレート剃刀で髭を剃る習慣を続けている。そして、たまに眺めているシカゴの geofatboy 氏の動画も、あいかわらずの調子らしい。特に彼と比較して観ているわけではないが、フェニックスで Razor Emporium を経営するマシュー氏と同様に、いつもながら小売業者として非常にマニアックな話題を動画で取り上げている。

Astra という替刃は、もちろん僕も使ったことがある。マイルドと評されるように、なるほど僕も同じ感想を持った。それはそうと、この替刃というのはメーカーも製造している場所も意外に見つけるのが難しい。それは、ウェブで検索したページを見ているだけでは、正しい情報が書かれているという保証がないからだ。イミテーションを製造する中東や中国などの業者がインチキな情報を騙っているという事例もないわけではないし、逆に本物を製造していても敢えて情報を公開していない工場や事業者があったりするからだ。なので、日本で言えば GORO さんのように事業者とやりとりしている人々の情報が貴重な裏書きになったりする。そして、上の動画でも Astra の製造がサンクトペテルブルク(ロシア)からインドへ変わったという話をしている。製造業者である P&G は、ロシアがウクライナへ侵攻を始めた頃に、自社商品をロシアで製造し続けていてロシアに納税を続けていたことから、欧米ではそれなりの批判にさらされていた。そういう事情もあったからなのかどうかは分からないが、製造地がインドになったという。で、このビデオではひとまず開封して外見の違いだけを伝えていて、剃り心地や耐久性はこれからテストするのだそうな。

ブレードの外見には、一つだけ違いがあった。それは、ブレードの端に印刷されている、geofatboy 氏によれば品質管理のために使っているらしい番号だ。ロシア製は片側に対角線上の数字が二つずつ印字されていて、インド製は一つずつしか印字されていない。どちらにしても、何か製造工程の中で問題が起きたか、完成品の検査で問題が見つかったときに、ブレードのどこに問題があるかと共有しやすくするための付番だろうという。もちろん、「表」とか「裏」と言ってもどちらの面なのか分かりにくいし、「右」とか「左」と言っても「上」とか「下」と言っても分かりにくいからだ。付番してあると「1の右」と言えば「1」と印字された箇所の右の部位を示していることが直ちに分かる。

それにしても、この手の替刃を使って髭を剃っている人の数なんて、理容師を除けば本当に少ないと思うのだが、こういう話題にニーズはあるんだろうか。いや、あろうとなかろうと書いてるんだから、別にそんなことは気にしてもいないのだが。ただ、後で自分が持っているブレードについても番号が印字されているかどうか調べておこう。

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