Scribble at 2024-01-06 14:41:15 Last modified: 2024-01-06 16:30:54
先日も書いたように、このところパソコンのモニターやスマートフォンの画面を眺めるのが難しくなってきている。ということで、タブレットつまりは電子書籍の活用とは言っても利用する時間に限りがあるため、AQUOS zero2 の残金分割払いが終わる５月に iPad を買おうかと思っていたのだが、これも再考の余地がある。
もともと会社から借りている自宅作業用の Surface Pro 6 をタブレットとしても使っていたわけだが、いくら当時の最上位モデル（Core i7-8650U + 16 GB RAM + 1 TB SSD）とは言っても、2018年の製品である。いまでも使えているのは、もともとこれを使っていたのが営業ではなく外出の機会が少なかったディレクターだったことに加えて、SSD のストレージだったことが好都合だった（たいていの営業マンは減価償却の半分に満たない２年くらいでラップトップを壊すんだよな）。
とはいえ、それでも限界はある。もう Surface Pro 6 はバッテリーが劣化していて、充電したばかりでも数十分で電池がなくなってしまう。また、Adobe Reader で数十メガバイトの PDF のテキストを開くのも難しくなってきている。読んでいると落ちるか、フリーズするか、そもそもファイルを開けないというトラブルが頻発していて、もうビジネス用途としても限界に近いと思う。ただ、これは会社から借りている機器なので、いつまでも私物の電子書籍用のタブレットみたいに使っているのはどうかと思う。こういうわけで、そろそろ iPad を買おうと思っていたところなのだが、画面を眺めるのが辛くなって、買い替えるとしても十分に活用できるかどうか疑問がある。
もちろん、眼の病気というわけでもないし（紙の本なら何時間でも読める）、モニターの照度や老眼鏡の度数などを調整すればなんとかなる。目薬も役に立つ（これまで、愛用してはいた『アイストレッチ』という目薬でも、せいぜい１日に１回か２回しか使わなかったのだが、適度に挿す回数を増やしている）。ということで、やはり予定通り５月に iPad を買おうと思う。ただ、僕のカードで支払ったりすると利息がかかるし、au で買う必要もない（Wi-Fi さえ使えたら良い）ので、うちの財務大臣に一括で購入する費用を特別会計予算として組んでもらう予定だ。
いまのところ、iPhone 15 を選んだときと同じく、大量の PDF は OneDrive に格納してローカルのストレージはペイロードまで全てダウンロードしておく必要はないため、ストレージの容量は少なくてもいい。だが、海外のテキストを楽に読みたいので、画面のサイズは大きいほうがいい。Surface Pro 6（12.3 インチ）と同等なら、やはり iPad Pro の 12.9 インチか、11 インチのモデルということになり、アマゾンで販売されている整備済みの旧式でも10万円ていどにはなる。で、「名よりも実を取れ」とは言うものの、別に僕はマカーではないので Apple 製品だからというだけで iPad を買おうとしているわけではない。これまでにも、Android の中華パッド（恵安）も使っていていて、実を取ってもやはり iPad の方が高額でも長期的な観点ではコスト・パフォーマンスが良いと判断している。Android だと２年も経てば最新の OS がメーカーから提供されなくなるし、そもそもハードウェアが最新の Android に対応できなくなるため、安定した利用環境を OS という点でも維持しようと思えば、車検しないで車を乗り継ぐ人みたいな話になる。これでは iPad が３倍の値段だとしても、長期的には Android を買い直しているのと大差ないし、買い替えるたびにアカウントを移行したりアプリケーションを入れ直したりする手間もかかるのだから、工数としても無駄が多い。
とは言っても、PDF の書類を読むという用途しかないので、iPad がオーバー・スペックであることは事実であるから、そこまでのコストをかけなくてもいいのではないかという気がするのも確かだ。なので、新品ですら３万円弱の Fire Max 11（アマゾン）という選択肢もある。USB Type-C のポートがあるから、パソコンからデータを取り込むのも楽だし、64 GB のストレージで十分だ。それに iPad とは違って microSD カードを利用できるから、いま余っている 128 GB のカードを追加すれば容量はかなり増える。ただ、レビューを見ているとメモリが 4 GB しかないからなのか、軽いコンテンツでもフリーズがあるらしく、僕のように 100 MB の PDF のテキストを開くことが多い用途だと、かなり不安がある。