Scribble at 2022-12-30 09:28:04 Last modified: 2022-12-30 09:30:29

当サイトで記事としてご紹介している(そして諦めた)、Raspberry Pi を使ったワイヤレス・スピーカーというプランは、玄関でチャイムが鳴っても聞こえないという問題への対策だった。そして、現在は USB マイクをチャイムの近くに置いて、マイクからケーブルを僕のパソコンまで延ばして直に音を取っている。ただ、3,000円くらいのマイクですら音は十分に大きいとは言えず、音の入力レベルを上げると近くにある別の音が入ってしまう。いちばん困るのが、NURO から借りている通信機器から出ている「カチッ、カチッ」という音だ。なんでルータや TA がこんな音を出してるのか意味不明なのだが(サーモスタットがこんな音を定期的に発するわけもない)、NURO は中国製の機器を使っているので、中国共産党に通信データを送信する別の内蔵機器でも動いてるのかという悪い冗談が口をついて出るほどだ。

ただ、当たり前だがいまの方法には重大な欠陥がある。僕のパソコンが起動していなときは音が拾えないことだ。そして、そのためにパソコンを起動して玄関のマイクを ON にする(普段から「カチッ」なんて音が出ていては困るので、ショートカットを作って SoundVolumeView というソフトウェアでトグル・スウィッチにしている)なんてことはやっていられない。なので、そろそろワイヤレスのチャイムを使うという選択肢(いや、実は家主と交渉して玄関のチャイムを取り換えてもらうべきなのかもしれないが)も考慮したい。

いま、会社でもワイヤレスのチャイムを使っている。なぜなら、いまのオフィスへ移転したときに内線が使えなくなり、受付の電話も運用しなくなったからだ。もちろん大半の社員が自宅で仕事をしていて、必要なければ出勤しないから、机に電話を置いて IP 電話の主装置をメンテナンスし続けるなんてコストは無駄だ。よって、電話そのものもクラウドの PBX に移行していた。既に何年か前に説明したとおり、そのクラウド PBX を利用して受付にタブレットを置いて、そのタブレットから社内の iPhone を「通話」として呼び出すように組み上げて、1年くらいは運用していたのである。しかし、このクラウド PBX がサービスに障害を起こしたり、あるいは通話自体の品質に問題があったりで、なかなか安定して使えない。そして、タブレットではブラウザの画面を最大化して呼び出しのボタンを大きく表示して押してもらっていたのだが、この画面を勝手に閉じたり、巨大なボタンが出ているだけの画面すら使えないバカがいたりで、こういう点でも安定した運用ができなかった。そして、そもそも新型コロナウイルス感染症の蔓延という事情があって、執務室のドアも通気を良くするために開放しているため、呼び鈴そのものが要らないのではないかという話もあったのだが、どのみち将来は扉を閉めるのだから、もっと安定して運用するにはワイヤレスの呼び鈴を使うのがいいということになった。

そして、いま3,000円くらいで買えるワイヤレスの呼び鈴を使っている。親機は電源コードがあるから問題ないが、ボタンの方は、1年くらいでボタン電池を交換しないといけない。なんで俺が自腹で電池を買って交換しているのか不明だが、とにかく当社の技術的な「神」としては、俗人が知らぬあいだに対応しておくのが、彼らにとってのご利益というものなのであろう。(まぁ本当に「神」とか「スーパーマン」と呼ばれていた頃もあったしな。)

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