Scribble at 2020-06-22 00:54:39 Last modified: 2020-06-22 16:37:32

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うーん。どうも Spam Mail Killer と違って Eimei AntiSpam が直感的に分かり辛くて自然な挙動を期待できない難しさを感じる理由の一つは、肝心の POP3 スキャナとしてサーバからスパム・メールを削除してくれないということにあるんだよね。上記の設定では、ローカルにメールをいったんプールしておく LMB(loal mail box)というのを設定《しない》なら、サーバ側で直にメールを削除してくれるものと期待するのが人情というものなのだが、どうもそういう動きはしていない。まったくメールを削除している様子がなくて、ただのメール履歴ソフトとしてしか動作していない。しかも、セキュリティ・ソフトのようにヘッダーにフラグを追加してくれるわけでもないから、要するにメール・クライアントに巡回とか通知機能がない時代の代用品という意味しかない(いや、僕が大学で 1990 年代の後半に使っていた Message Manager ですら巡回や通知機能はあった。いったい何年前なら、こういうソフトも使い道があったのだろう)。

そういうわけで、さらに設定方法の不足があるものと想定してヘルプを読み進めないといけないのだが、もちろんこれは工数(要するに、わずかではあっても僕の残りの人生の何パーセントという意味だ。恐らく30年もないだろうし、浪費していい時間ではない)によっては、不安定だが Spam Mail Killer に戻すか、あるいは ESET と Becky! のフィルターだけとするか、今週中には結論を出したい。

ちなみに、MS IME に標準で入っていた怪しげな女子高生の辞書みたいなものを試しに導入したことがあって、大して変わりがなかったのですぐに消したのだが、それ以来というもの、MS IME の変換が少しおかしい。変換の候補に「hennkannnokouhoni」といった、どう考えても誰も必要としていない文字列が出るようになったし(こんなもの、正式なローマ字表記ですらない)、句点の候補に「。。。」とか「...」とか不愉快な文字列が加わるようになった。相変わらず IME の開発というのは、各社の開発部署の中でもきわめつきの無能が揃っているらしい。

[2020-06-22 07:09:00] ひとまずヘルプの手順(ヘルプのいちばん最後の「最低限の設定作業とその手順」)に従っているが、やはり巡回して削除の対象となっているメールをサーバから削除していないらしい。(実際、メール・クライアントでメールを受信すると入ってくる。)ということで、推奨されている LMB を使った方法を検討してみる。)/ そして、Server ソフトを起動してアカウント一つだけを LMB からの受信に設定した。なお、Eimei AntiSpam Server が起動するときに 80 ポートを他のプログラムに使われているというエラーが出る。ローカルで httpd を起動している人なら、別に僕らのような開発者でなくても 80 ポートは Apache が使っているので、このエラーは無視して、Server のオプションでポート番号を 8080 や 8888 にでも変える他にない(POP3 メール・サーバとウェブ・サーバのどちらが重要なのかにもよるが、職業的プログラマにとっては愚問だろう)。ポート番号を変更しても、スパムの統計情報を表示するためにブラウザでページを表示するといった目的で使うだけなので(表示するのは httpd ではなく Eimei AntiSpam Server だ)、衝突しない限り問題はない。

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