Scribble at 2022-10-19 11:05:12 Last modified: unmodified

仕事でいまだに Microsoft Office のファイルを開いたり編集する機会はある。ただ、自宅のマシンには Office スイートが全く入っていないため、そういう機会があると無償で使えるオンライン版の Office へアップロードして開くこととなり、場合によってはレイアウトが崩れたりするのが困る(とはいえ、その程度の問題しかないというのも事実だ。Office のマクロなんて、たとえ親や妻から受け取ったファイルであろうと情報セキュリティのプロが実行など許可するわけがない)。かといって、いまや安価に導入した Microsoft Office のライセンスというのは購入したパソコンに紐づけられたバンドル版であることが多いため、ライセンスを数台のマシンで共有するのは認められていない。

よって、業務で使うマシンであれば正規の手順として稟議を出してライセンスを契約するなりスタンドアロンのプロダクトを購入してもらうのが妥当かと思うが、そこまでするほどの頻度がない以上は、管理系の部門長としては無駄なコストであると言わざるをえない。だいたい、相手から Office のファイルを受け取って開いたり編集する機会なんて、いまや半年に1回もあれば多い方だ。もちろん、僕の管掌である情報セキュリティや個人情報保護に関連する社内文書とか帳票の類は、すでに大半が Google Docs や Google Spreadsheet に移行しているため、僕自身が Office のファイルを作成することは殆どない(紙の書類を送付する相手に WORD で作成した送付状を会社で印刷するくらいの用途しかない)。

かといって、プライベートで Microsoft Office というかオフィス・スウィートのアプリケーションを使うかと言われると、それも非常に機会が少ない。せいぜい、論文を WORD 形式でアップロードする人がアメリカでも日本でもたまにいるので、それらをオンライン版の Office へアップロードしてから PDF としてダウンロードしなおすくらいのことだ。ちなみに、論文を WORD で作成することは異常でもなんでもなく、学会によっては WORD 形式のファイルで原稿を送付するように求めているところも多い。概して学術研究者が InDesign など使えるわけもなく、またそこまで版下としての体裁を学術研究者つまりは入稿する側の責任として担うのはおかしなことでもあろう。学者の仕事は研究であって、論文の版下をデザインすることではないからだ。僕がどちらもできるのは、僕が単に有能だからにすぎない(何かにコンプレックスがある人々の反感を呼ぶようなので注釈しておくが、僕がたびたび当サイトで自分を「有能」だと書いているのは、なにも天才だと言っているわけではなく、単にそれをプロとしてやれるだけのスキルをもっていると言っているだけである。僕は実際にプロの雑誌編集者だったし、大学院生として論文を作成した経験もある)。なんにせよ、こういうプライベートな事情を考えても、僕の環境で Microsoft Office のライセンスを契約する必要はない。

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